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2011年07月11日

狂態

狂態


鏡から狂態晒す 私の身 辱めてよ 視線の矛先


愛してる 愛してなくても 抱けるなら 理屈はいらない それだけでいい


まだ胸に 花びらの痕も 無いままで 乳輪だけが 赤く泣く夜


首だるく 髪を散らして くねる腰 夏の夜は 女の薫り


溜め息と 吐息を吐いて 足して割る 方程式は 答えを持たず


独り寝の そばに君が居たならば なにもいらない 言葉を封じて


濡れた髪 手櫛で上げて また上げて 溜め息の分 時計は進む


汗ばんだ 肌が絡まる オーガズム 顔がみたくて 細目をあける


淋しいの 体じゃなくて 心かい 問うあなたは 何も知らない


日曜の 夜は早くも 眠り往く 男の闇が 女を揺さぶる


刺青を 施すように 愛撫した あなたが描いた 般若の仮面

投稿者 つるぎ れい : 2011年07月11日 00:42

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