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2012年07月09日

永遠の少年

永遠の少年


あなたを失ったら
自殺するといった
永遠の少年

僕には障害があるけど
あなたを全力で愛する
と泣きながら
叫んだ
いつかの少年

もう おじさんレベルなのに
首の曲がった女なんかの
どこがいいの

見上げれば
嵐のあとには
真っ赤な夕焼け

散歩途中で躓いた
老犬

そういえば
お前も子犬の頃から
私に
捨てられないと
信じて余命を生きる
永遠の少年だったね

今も
あの澄んだ目で
私を見つめながら
泣いているのか

夕日を雲が隠して
今は
愛することの
意味すら
わからないままに

永遠の
向こう側にいった
いつかの少年

老犬が
じっと私を
見つめている

投稿者 つるぎ れい : 2012年07月09日 14:16

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