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2011年09月22日

きみの音

きみの音


きみはぼくの歌であり
詩であった

きみはぼくの透き通る風
静かな湖水

きみがシーラカンスだったころ
ぼくはアンモナイトだった

君が活火山で怒っていたとき
ぼくは冴えない紙切れだった

きみがぼくと歩んだ道は平行線
一番近くできみをみて
一番遠くに感じてた


きみ
もういいよ
きみが地球の裏側で
クリスマスを迎える頃
ぼくはたぶん砂糖黍を
植えている

植えているんだ
飢えているんだ
餓えていたんだ

パキリと折れた砂糖黍
きみにあげるハートのチョコが
ぼくのために割れた音

投稿者 つるぎ れい : 2011年09月22日 02:35

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