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2010年02月06日

NEKD  WOMAN

NEKD  WOMAN 出会いの始まりは メールの口説き文句 下心を読みとると 泣きたいほど愉快だった 顔の見えない王子様にでも縋り付きたかったし 永遠に淋しさと「さよなら」出来るなら 終わらない夢を白昼夢に添えられたのに 目が覚めたら 下着ごと放り出された   (私は一つの煙草の吸い殻) これが現実というやつか 慣れないことはするもんじゃないよ と 響く警笛も時の暦に流されて 思い出のリングに指を通せば まだ薬指に面影が通過するから 部屋の片隅に投げ捨てたのに 泣きながら 指輪の行方を下着姿で捜し回る/私   (私 なにやってんの?) 居場所がほしいの たった一人でさまよった街 泣いたって泣いたって この声が誰にも届かないくらい大声でないたのよ   (なのに ネオンが高笑い) 好きだったから 好きだったから なんでもできたの 涙より血を流すことの方が楽だったわ   (壊れちゃったの オモチャのウサギ) さよなら あなたが大好きだった 今は あなたが大嫌い 私は私が大嫌い そんな私が大好きで そんな私が愛したあなた   (ゲームー/オーバーな恋) 男運の悪さに泣いたとしても 私は私を止められない 嫌でも私と向き合って 嫉妬と愛をまるめこみ  生きてゆく  「女」

投稿者 つるぎ れい : 2010年02月06日 00:35

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