« 白い炎 | メイン | 降り積もる雪のように »

2020年03月22日

何時

死んだ父が
殺された、という
名札をつけて立っている

その横をコンビニ袋に
かつ丼を入れた男が
実存の靴を鳴らして歩く

蛍光灯の下で
頭だけ照らされた女が
命について考えると
部屋には沈黙が訛り
御霊だけが浮遊する

今とは一体、
何時のことだ

投稿者 tukiyomi : 2020年03月22日 17:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.a-happy.jp/blog/mt-tb.cgi/14260

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)