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2018年11月05日

11月5日の夢(スタジアム型オフィス)

 ぼくは新しいオフィスで働くことになった。スタジアムのように巨大なオフィスで、たくさんのスタッフが働いているのに、ぼくは干されて全く仕事がない。いつの間にか靴も失くしてしまい、靴下で雨の道路をぺたぺたと歩いている。
 ランチの時間になった。スタッフたちは一斉に隣の食堂に行く。スタジアムの階段式観客席のようなベンチにみんな腰かけて食事を待っている。新人のぼくは階下に届いた弁当を取りに行く。せっせと人数分を食堂に運び、一つは自分用に残す。ところが食堂に戻ってみると、みんな黙々と弁当を食べているのに、ぼくの分がない。みんなの人数を数え間違えていて、一人分足りなかったのだ。しかし、みんな知らん顔で、ぼくの食事がないことに気づかないふりをしている。
 再び階下に戻る。すると、仕出し屋のおばさんたちがおいしそうなお寿司の弁当を沢山用意している。「これを食べていい?」と尋ねると、おばさんはちょっとにっこりし、黙ってぼくに一つ渡してくれる。ぼくはおばさんたちの人情に胸が熱くなる。ぼくはお寿司弁当を持って、意気揚々と二階に上がり、みんなに「下にもっと食事が来てますよ」と声をかける。しかし、みんなは既に弁当を食べてしまったので、お腹がいっぱいのようだ。黙って白けた顔をしている。
 仕事がないので、オフィスにいても気づまりなばかりだ。さぼって外出しようと思う。黒板の「行先表」に外出先を書こうとチョークを探す。巨大な黒板なのに、どこを探してもチョークがない。外出をあきらめ、別の部屋に行くと、若い男性研究者が着任したところだ。とてもいい人で、ぼくを助手に雇ってくれるという。

投稿者 isshiki : 2018年11月05日 12:02

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