5月22日の夢(眼医者)

 会社のデスクに向かっているが、実際はもうぼくには仕事がない。そういえば目がなんだか変だ。眼医者に出掛けることにする。男性の眼科医は「今日はもうここは終わりだから、昼ごろこの地図の場所を訪ねなさい」と言って、地図を渡してくれた。ここ以外にもう一つ彼が所属する本来の医院があったのだ。そのことを急に思い出し、とにかくそこへ行こうと思う。
 いったん会社に戻り、離席表に「中野」と書く。しかし、それは黒板である。そこに黒のマジックで書いたから、全く読めない。どうせもうこの会社にはおさらばなのだから、それでいいことにする。上司の目を盗んで部屋を出ることに成功。廊下で女子社員に「一色さん、かっこいいよ。また、うちの服着てくださいね」と声をかけられる。そういえばぼくは自社ブランドのモノクロのファッショナブルな服を身につけている。だが、お腹のあたりで重ね着がはみだしていたのに気づき、慌てて身だしなみを整える。
 だが、会社の玄関でさっき脱いだ自分の靴がいくら探しても見つからない。ぼくの会社は玄関に靴屋も開店しているから、ぼくのはいている他社の靴は捨てられてしまったのかもしれない。
 しかたなく雨の街を一人だけはだしで歩いていく。中野に行くためには新宿駅にまず行くのだ。だが、JRの新宿駅だったか、メトロの新宿駅だったか思い出せない。いつのまにか知らない地下道を歩いている。おまけにさっきの地図も忘れてきた。会社を出るのに手間取ったから、もう4時だ。眼医者はとっくに閉まっているかもしれないと思う。

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5月20日の夢(テレビ)

 ホテルでテレビを見ている。床に置かれた薄型テレビである。見たいミュージカル映画がこれから始まるところだ。しかし、音が小さく、よく聞こえない。気がつくと、部屋の中にはもう一人男性客がいる。彼は「いいですか」と言ってテレビにさわり、おかげで音はちゃんと聞こえるようになったが、別のつまらない番組に切り替えてしまった。がっかりだなあ。

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5月19日の夢(地獄)

 おんぼろのホテルに泊まっている。ぼろいホテルなので、ベッドさえないらしく、ぼくはミノムシのように寝袋にくるまって眠っている。ふと目覚めると、ぼくは眠ったまま寝袋の中で放尿していた。これはホテルの備品だから、見つかったらまずいことになる。そう思ったぼくは不安にかられて、部屋の外に出る。
 しかし、どうしようもないので、部屋に戻ることにする。確かぼくのいたのは1階の部屋だったと思うが、そこには別の客がいる。二階にも行ってみるが、やはり別の客の部屋になっている。もしかして地下だったかと思い、階段を下りると、そこは地獄のような場所だった。いや、本当に地獄なのかもしれない。針の山や血の池のような景色の向こうから、何か怖いものが襲ってきそうで、ぼくは慌てて一階に逃げ帰る。
 一階の客室は確かにぼくの部屋だったと思うのだが、寝袋は跡形もなく、真中に大きなテーブルが置かれて、三つの椅子が並んでいる。左右の椅子に見知らぬ中年のサラリーマンが座り、新聞を読んでいる。やはり、ぼくがいたのはこの部屋だったはずだ。あの寝袋をこの男たちが片付けたのだったら、かっこわるいなと思いつつ、空いている真中の椅子に座る。
 と、しばらくして、右側の男が「そろそろ行こうか」と左側の男に声をかけ、二人は部屋を出ていく。やはり二人は仲間だったのだ。そこへ突然割り込んだぼくはどんなふうに見えただろうかと、一瞬うろたえる。しかし、彼らが出て行ったのだから、ここはぼくの部屋に戻ったのだと思うが、それもまた早とちりだった。入口から既に次の客が入ってきて、「ここは私たちの部屋ですが」と、ぼくに言う。
 

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5月18日の夢(再開発)

 電車に乗っている。窓の外を見ていた頭のはげた男性が、「ぼくはここの産院で生まれたんです」と指をさす。しかし、そこには産院は見当たらず、地平線まで見渡す限り新しい建物群が工事中である。「再開発中だね」「遊園地になるのだろうか」などと、乗客たちは話し合う。

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5月15日の夢(公民館)

 地域の公民館に、ぼくは自分の参加しているレコード鑑賞クラブの例会に出席するため、出掛けた。昔懐かしいLPレコードで音楽を聴くのだ。最初、ぼくは建物の外で音楽を聴いているが、いつのまにか中に入っている。最前列に座ったものの、なぜか音楽を聴かずに、夢中になって机の上のノートに向かい、何かの仕事をしている。そのうち、誰かに肩をとんとん叩かれる。顔を上げると、知らないおじさんだ。「もうあんたのクラブは終わったから、出ていきな」と言われる。見回すと、いつのまにかレコード鑑賞会は終わっていて、別の団体の会合が始まっていた。

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5月14日の夢(50年史)

 仕事である団体の50年史を記事に書かなくてはならない。その団体の事務所に行き、担当者からレクチャーを受けるが、相手がなぜか途中で黙ってしまった。ぼくはメモを片手に立って待っているのに、相手はデスクに座って、他の仕事にかまけてしまう。しかたなく、ぼくは棚に収められた資料などを見ている。古い印刷物などがラベルをつけて沢山ある。しかし、これでは仕事にならないので、外へ出て会社に戻る。手元の資料を調べてみると、これらをつなぎあわせれば、なんとか記事は書けそうで、ほっとする。社長が「仕事が混んでいるみたいだが、大丈夫か」と声をかけてくる。ぼくは「いや、会社を辞めたおかげで、他の仕事をしているわけじゃなく、これくらい大丈夫ですよ」と答える。

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5月13日の夢(ワープロ)

 北極に近いシベリアにぼくらは入植した。氷の浮かんだ海から大波が押し寄せてきて、ぼくらの入植地の大半の家が押し流されたが、ぼくの家は大丈夫だった。
 その入植地が発展して町になり、その中央にある広場の右側に最新式のワープロが設置された。反対の左側には少し古いワープロが設置され、ぼくはそれを使い、ほぼ原稿を完成した。どちらのワープロも地下鉄にあるクーラーくらい巨大な、縦型の機械だ。
 翌日、原稿を完成させようと広場に行ってみると、いつのまにかぼくの使っていたワープロが見当たらない。驚いて上司に尋ねると、「もう撤去したが、悪いか?」と言われる。ある有名な女性のもとにワープロは送られたらしい。ぼくはなんとかしてそのワープロを探し出し、原稿を取り戻そうと走り出す。

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5月12日の夢(天皇を広告に)

 Y社の販促物の企画会議をした。天皇陛下に商品を試用してもらい、その感想をインタビューして記事にすれば、説得力ある宣伝になるのではないか、という結論になる。しかし、誰もそれを具体的なラフスケッチに落とし込もうとしない。それではまずいのではないかと思っているうち、社内のサークルの練習時間になった。
 ぼくは社内で4人の男女によるコーラスグループの一員なのだ。ぼくは新規加入のメンバーで、一人だけ楽譜も読めないのだが、とにかく別室でメンバーたちとコーラスの練習を始めようとする。
 そこへY社のО氏が来社したという知らせが来たので、慌ててオフィスに戻る。О氏は打ち合わせテーブルではなく、床に置いた丸いちゃぶ台のかたわらに座っている。驚いて「ここでいいんですか」とぼくが問いかけると、彼は「うん。ほかは使っているからね。それにしても、おいおい、天皇を広告に使うんだって?」と言う。「そうなんですよ」とぼくは言い、離れたところにある自分のデスクにその企画書を探しに行くが、どうしても見つからない。

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5月10日の夢(障害のある少女)

 ぼくの勤務する学校に、今日は久しぶりに筋委縮症の少女が登校してくるという。ぼくは急いで学校の玄関に迎えに出る。すると、靴脱ぎ場の床の上に少女がくったりと倒れていた。慌てて駆け寄り、両手で抱き起こすと、なんとか彼女はすっくりと立つことができた。ぼくは少女を両手で支えながら、彼女と言葉を交わす。

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5月5日の夢(またトイレ)

 この会社の建物にはトイレらしいトイレがない。しかし、いつもトイレとして使っている部屋があり、今日もそこに行く。そこには入口近くの床に、白くて四角い板が置いてあり、そこへ用を足すと、その板が水分を吸収してくれるのだ。今日もそこに用を足そうとするが、ふと見ると、左奥に穴がある。トイレなのだから、穴にする方が正式かもしれないと思い、そこに用を足し始める。
 その穴の奥は深くて険しい傾斜の坂になっていて、ずうっと下の方に男の作業員が働いているのが見える。ぼくのおしっこはその坂を流れ落ち、作業員のかたわらに小さな川となって届いた。男はふと振り返って、ぼくを見つけた。そして拳を振り回し、仲間を呼ぶ。たちまち男たちが何人も現れて、ぼくを見上げて怒りの様子を見せる。彼らはぼくを指差し、つかまえようと一斉に駆け出した。
 大変だ。ぼくは早々に用を足し終えると、部屋を飛び出し、町の中に駆け出す。さまざまな街路を風のように疾走して、どうやら追手の来ないところまで逃げのびることができた。

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