5月14日の夢(テヘランの日本書店)

 仕事仲間のT氏とぼくの妻ともうひとりの若い男と四人でテヘランにボランティアに行く。集会をしている間にも砲弾が飛び交い、とても危険な雰囲気だ。T氏が「ニュースの時間はちゃんとテレビをつけた方がいい」と言って、テレビをつける。彼はもうテヘランに移住するつもりで、家まで買ってしまったという。なるほど、傍らに石造りの家があり、木製のドアがしっかりと施錠されているのが見える。その隣は大きな本屋だ。なんと日本で刊行された本のみを扱う専門書店ではないか。店内にはたくさん現地の人がいて賑わっている。「ドラえもん」を立読みして笑っている少女もいる。妻が「ねえ、私たち、これから二時間はここで何か書くことにしましょうよ」と提案する。

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5月13日の夢()

クライアントの事務所に行く。そこは海のそばである。同社には何か悪しき組織とのかかわりがあり、不正な取り引きが行われているらしい。報道によればこれでもう同社も終わりだろう。

茫然として電車に乗る。目的地に向けて何度も乗り継いでいるうちに、本来の行き先を忘れ、別の方向へ向かっている。ここは一体どこで、ぼくはどこへ行こうとしていたのだろう? 当惑していると妻から電話がかかってきた。明るい声で「ごめん。私、これから一時間半かかるけどいい?」と言う。どうやらぼくは彼女と待ち合わせていたらしい。ほっとして「うん。いいよ。でもどこで待ち合わせしていたんだっけ?」と聞き返すと「町田」と言う。これでぼくの行き先も決まった。でもここはどこで、どうやって町田へ向かえばいいのだろう。

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5月3日の夢(謎の手帖)

 会場に着いた。何の会場だか分からないが、楕円形のまあまあ広いホールである。真ん中に白い椅子が数十置かれているのは観客席だろうか。両端に小高く盛り上がった場所があり、ゴミの山のような感じだ。左右に休憩所のような場所があり、そこには別の色の椅子が置かれ、軽食も売っているようだ。ぼくは左の休憩所の椅子に座っているが、女性職員が椅子を片付けだしたので、自発的に退去することにする。

 会場をひとめぐりしたところでお腹が減ったので、ランチを食べようと思うが、先ほどまであった休憩所も軽食の施設も片付けられてしまっている。どこかに座りたいので、しかたなくゴミの山の上に登る。先客の女性もそこに座っているので、ぼくも少し離れたところに腰をかける。

 ふと気づくと文庫版くらいの手帖がゴミの中にある。開いてみると、誰かの手書きによる重要文書らしい。そっとポケットに入れて外に出て、タクシーを拾う。乗り込むとタクシーは屋根も車体もほとんどなく、シートも左端の部分だけだ。しかもバー(棒)を乗り越えないと席につけない。ようやく跨ぎ越えて席に着き、運転手に「最近、足が上がらなくてね」と言い訳をする。

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4月18日の夢(一両だけの地下鉄)

 ランチをとろうと会社を出て、地下鉄の明治神宮駅の階段を降りる。ここから千代田線で一駅、表参道駅まで乗るつもりである。ホームを歩いていると「やあ、Hくん」という声がするので、そちらを振り向く。ホームには一人掛けの椅子が何列も置かれていて、その一つに詩人のHが腰かけ、声の主に顔を向けて挨拶している。彼とは旧知の仲だが、どうせぼくと同じ詩の集まりに行くところだろう。それなら同じ電車に乗るはずだから、そこで挨拶すればいいと、素知らぬ顔をして通り過ぎる。

 待っていた列車が到着した。だがやってきたのはたった一両編成の地下鉄だった。しかも隣の表参道まで一駅だけしか走らないという。そういえば駅のトンネルはなんだかうす暗く、裸電球や裸の電線がむきだしになっている。

 乗り込んでみたが、不思議なことにHを含め、見知った詩人は誰も乗っていない。ただ、神宮前のホームで見かけた青い服の中年女性が乗ってきただけだ。自分がHよりも年上なのにまだフルタイムで働いていることに強烈な不満と違和感を覚える。

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4月15日の夢(詩の教室)

 会社に出勤すると、職場は学校になっていて、三つの教室が並んでいる。教室の中では自主講座が開かれている。真ん中の教室は詩の講座で、生徒の一人が自主的に教卓にあがり、にこやかに講義中だ。ぼくの席は一番後ろの右端である。

 その机の上に原稿が置いてある。開けてみると、誰かの拙い詩の原稿である。誰が置いたのか分からないが、合評用に提出されたものだろう。ぼくはそれを手に取り、急いで事務室にコピーを取りに戻る。ところがコピーをとろうとして、A4判の紙を縦に置くべきか横に置くべきか、どの線に合わせるべきかが全く分からない。さんざん迷ったあげくヤマカンで、なんとか10枚ほどのコピーをとる。コピー機の隣に一人の男がいて、刷り上がったコピー紙を無言のままにこやかにぼくに差し出してくれる。「ありがとうございます」とぼくは礼を言い、ホッチキスで止めるのもそこそこに事務室を飛び出す。原稿には表紙があって、菜の花のイラストが描かれており、全体に黄色のイメージである。

 一番左の教室に飛び込む。そこは満員だったが、ぼくの所属する詩の教室ではない。真ん中の教室に戻るが、ぼくの席は中央の列の真ん中あたりで、しかも隙間なくぎゅうぎゅう詰めにデスクが並んでいるので、ほかの生徒の机を飛び超えていかなければならない。しかも、もう詩の講座は終わっており、ほかの授業が始まっていた。

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4月9日の夢(天気予報の時間)

 家で妻とラジオを聴いている。ちょうど天気予報の時間だった。アナウンサーは今夜からの天候についてひとしきり述べたあと、「これは一色さんのいる地域ではないんですけどね」と言う。ぼくも妻もびっくりする。

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4月5日の夢(ブライト先生着任)

 遠い地方の町にあるぼくの仕事先にブライト先生が着任した。それを確かめると、ぼくは新幹線をはるばる乗り継ぎ急いで家に帰ってきた。妻に先生が無事に着任したことと、新幹線が少し遅れたことを報告する。ぼくに子供はいないのに、家には一人の息子がいた。

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3月7日の夢(ボードゲーム)

 ぼくは高校生でボードゲームの代表選手として砂漠に連れて行かれる。ここで体育会系の教師の号令のもと、将棋盤のようなボードゲームのトーナメントをするのだ。しかしぼくはそんなゲームなどやったこともなく、もちろんルールも知らない。猛者たちに立ち向かってもとても勝ち目はないと思うが、とりあえずやるだけのことはやりたい。対戦が始まったとたん、「ここは眩しい。日陰に行こう」と言って、場所を移動する。単なる時間稼ぎだ。そんなぼくのためにチームメイトたちがぼくに駒の動かし方を教えてくれる。気がつくと、いつのまにか時間が過ぎ、対戦相手がひとりで盤上を見つめている。はて、ぼくは勝ったのだろうか、負けたのだろうか?

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3月6日の夢(バルーン・シューズ)

今日は短歌の先生のところへ行く日だ。妻が買ってくれた新品の靴をはいていく。教室ではとてもファッショナブルな若者たちが車座になって座っている。先生の講話を聴き、いざ帰ろうとすると、ぼくの靴がない。玄関にあるのはとてもユニークな靴ばかり。妻が買ってくれたのはもしかしたらこれだったかと、1足の靴に足を通す。青いビニールの四角いバルーンみたいなシューズだ。とりあえずこの靴をはいて会社に帰ることにする。

会社に着くと引っ越しの最中だ。こんな靴はふさわしくないなと思う。地面に長四角なプランターがいくつも並んでおり、それを力をこめてひっくり返す。

 

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3月4日の夢(お母さんは熊)

 田舎の大きな屋敷に住んでいる。今日は若い男女が集まり、ホームパーティーだ。「ギターを弾いて」と言われ、まんざらでもない気持ちになる。「もう何年も手にしてないんだけどね」と言いつつ、買ったばかりの新しいギターに弦を巻き始める。しかし弦にはガムテープのようなものがいっぱい付いていて、なかなかうまくいかない。それにキイを合わせようにも、ピアノがないじゃないか。誰かが「あそこにピアノがあるよ」と言う。しかし黒い布の下に隠されているのは箪笥か何かだ。突然「おかあさんが大変だ」という声が庭から聞こえる。慌てて駆け付けると庭の黒土にあいた大きな穴の中に、ぬいぐるみの熊がいて、ギクシャクとぎこちなく動いている。お母さん、どうしたの?

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