3月22日の夢(光るビー玉)

 最近、新聞でしゃれた広告作りが流行している。広告と広告の間の空きスペースを利用して、広告も含め、コマ割り漫画のようにストーリーが展開するというやり方だ。たとえばこんなストーリーだ。ぼくがある店に入ると、光るビー玉が床にいくつも転がっている。店の床は外の地面に向かって下る坂になっているので、そのビー玉を転がすと、美しく光りながら外の道路に転がっていく。そして車やオートバイの周りにころころとまつわりつきながら輝くのだが、運転手たちは皆無視している。店の中には知らない男が一人いて、ビー玉を床に転がしておいたのは、彼のしわざらしい。ぼくと彼は「やつらが気づかないはずはないのにね」と話しあう。

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