四つの短い夢

●10月16日の夢
 列車に乗って、Aという駅に行くつもりだったが、うっかりして乗り越してしまう。降りてみると、ここはB駅だ。Aに戻ろうと、ホームの反対側に行くが、Aに戻る線路はないのだった。
●10月17日の夢
 新宿西口からバスに乗る。バスが西口から南口に回ると思っていた同僚は「あれ?」と首を傾げ、別の乗客に「南口元町で降りたいんですが……」と話しかける。ぼくは「西口元町で降りればいいのに……」と思っている。
●10月18日の夢
 ある編集者から原稿依頼を受ける。どこかから「左へ、左へ」という声がしきりに聞こえる。
●10月20日の夢
 楽器店に取材に行く。中年の男が店頭に3人立っている。そのうちの一人がぼくの顔を覚えていて、「後で……します」と言う。それを聞いて、ぼくはすぐに会社に引き返す。
 社内にいるとデザイナーの男性から内線がかかってくる。「○○はどうしたんですか?」と言う。そういえば彼に仕事を依頼していたのに、すっかり忘れていた。仕事の材料を持って、急いで一階の彼のデスクへ向かう。

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