5月15日の夢(眼の中の弾丸)

 どうしても犯罪を繰り返してしまう少年がいる。その子を更生させようとするおばさんの努力にもかかわらず、また罪を犯してしまった少年を、刑罰として、おばさんはピストルで撃たねばならない。そういう決まりなのだ。少年はこんな自分に絶望して、射殺されたいと思う。一方、おばさんはできるだけ急所を外して撃ちたい。遂に弾丸が発射された。少年は瞼を指でひっくり返し、「眼の中に弾丸が入ってしまった」と訴える。おばさんは半泣きになって、「そこが一番安全な場所なのよ」と言う。

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