6月2日の夢(地震)

 地震の揺れで目が覚めた。大きくはないが長く揺れる。危ないから起きようと思うが、金縛りにあったようで、体が動かせない。やっと目が覚めると、部屋の中に二人の女性がいる。一人は若く、一人は年寄りだ。年寄りの女性は真っ白に顔をメークしているが、横から見ると、素肌とメークの部分の境目がお面をかぶっているように、くっきりしている。彼女はぼくの勤め先の出版社であるS社に「電話相談の者ですが」と言って、電話をする。S社には「電話相談係」というのが出来たらしい。以前から何度か彼女は電話相談をしているらしく、今回もその話の続きを始めるが、それは形だけで、本当は今の地震のニュースを聞きたいらしい。そこで、電話相談の担当者が受話器をテレビに近づけたらしく、テレビの音声が彼女の受話器から流れてくるが、ニュースはやっていず、吉本か何かのお笑い芸人の場違いな声が聞こえてくるだけだ。
 いつのまにか二人の女性は、夫婦者に変わっている。ぼくが講師をしている詩の研究会のメンバーとして出会い、結婚したN夫妻にそっくりだ。そして、場所もどこかの医院の待合室に変わっている。
 さらに場所は、安アパートの一室になり、二人は売れない若い男性漫画家コンビに変わっている。一人が相棒に「おまえ、最近うまくなったよな」と言う。コピーを取りに外出しようとする相棒に、さらに彼は声を掛ける。「だけど、ここのパースが狂っているぞ。本当はこういうふうになるんだ」と、自分で手本を描いて見せる。

カテゴリー: パーマリンク