2つの銀行・2本の電話

銀行が向かい合って二つ並んでいる。一方からぼくが出てきたところで、外に腰を下ろして待ちかまえていた、もう一方の銀行の社員が立ち上がって、ぼくに「ほかの銀行に口座をお持ちの方は、うちにも作っていただきやすいですから」と、こちらの銀行にも口座を開くよう勧誘する。結局、ぼくはこっちの銀行にも口座を作ることになった。
部屋にいると、電話が2本同時に鳴りだした。一方をとると、通話先の相手のおばさんは既に部屋の中にいて、ぼくに「インタビューをさせてください」と言う。しかし、彼女が「この日なら」という日時はぼくがふさがっている。ほかの日時は彼女が空いていないとのことなので、この話は流れてしまい、長時間話したのに全く無駄になってしまった。その間、もう一つの電話は鳴り続けていて、何度も取ろうと思ったのに、結局こちらもとらないうちに切れてしまった。

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4月17日の夢(楽器店に就職)

東京の街を妻と歩いている。もう午後1時半に近い。ぼくはスター楽器という楽器店で講座を持っているのだが、今日もそのどこかのお店で講座をする予定があるのではないかと思うのに、その予定が皆目わからない。スター楽器に電話して確かめようと思うが、電話番号も分からない。
京都の町へ行き、大手の楽器店に就職した。男性社員について、大きな店の中に入っていく。店というより、お城のような感じだ。内部は迷路のようで、幕のようなものに仕切られ、すぐに男性を見失い、ぼくは道に迷ってしまう。しかたなく外へ戻ると、そこでは屋外に何人もの医者が座り、その後ろに行列ができて、集団検診をしている。その列を抜けていこうとすると、医者の一人に「入ったばかりなのに、もう帰るのか」と声をかけられる。それがこの楽器店の社長らしい。そこで、ぼくは社長に「東京では講師をしていたので、ここでも講師をしたい」と言うが、社長は「営業をやってみろ」と言う。確かにぼくには音楽知識があるから、ピアノの先生のところを回ってセールスするぐいはできるだろう。そこで、「できるとは思いますが、ぼくは自転車にも乗れないくらいで、車の運転ができません。電車で回りますよ」と言って、不敵ににやりと笑う。社長もぼくの顔を見返して、むふふふ・・と笑い返す。そうして、ぼくはその店に入社し、営業社員として働くことになった。音感があるので、聴いた曲を耳コピーして楽譜にしてやったりして、女子社員たちにも喜ばれ、ぼくは店内で人気者になった。

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輝く雲と樹木

 誰かの家に妻と遊びに行った。襖を開けたままの隣の部屋に、Yさんが入っていき、そこに足を投げ出すようにして座っている。そこへはさらに二人ほどの女の子が入っていったが、Yさんとは話もせず、彼女は一人でいる様子。そのうち、その部屋で一人の女性が服を着替え始めたので、驚いて目を向ける。だが、それはYさんではないし、また単に上着を着替えただけで、何もエロチックな着替えではなかった。
 また玄関に新しい客が現れた。初老の男性だ。妙ににこやかなので、思わず挨拶しそうになるが、全然知らない男だ。
 妻とぼくは第三の部屋に行く。そこには大きな窓があり、窓の向こうに猫じゃらしの穂のような形の縦に長い真っ白に輝く雲が、地上から生えている小ぶりなヒマラヤスギのような木の上にあるのが見える。もっと窓に近づくと、雲の下部と樹木だけがアップで見える。発光する純白の雲の底と樹木の間には、にょろにょろした触手とも、樹木のつるとも見えるものが何本も絡まり合っている。妻は「あれは雲が新しい若芽を食べているのね」と言う。
 外が騒がしくなった。出てみると、混雑した道路に、車にまじって結構大きな船が止まっている。それが潜水艦のように一度地中に潜り出すが、また地上に戻ってきた。それは北海道へ行く新興宗教の団体の乗り物らしい。船の上で歌が始まり、船を囲んで飛び降りた信者たちが手拍子を打っている。ぼくも野次馬になって見守りながら、手拍子を打つ。だが、ふと気がつくと、周りにいるのは信者たちばかりだ。慌てて逃げようとするが、すぐに屈強なおばさんにつかまってしまい、ぼくは彼女に殴る蹴るの暴行を加えて、脱出を図る。たちまちほかの信者たちもぼくを取り囲み、乱闘になった。ぼくは実は刑事で、格闘技の腕には自信がある。同僚の刑事が「一色さん。素手ではあまりに危ないですよ。これを使ってください」と渡してくれた武器は、プラスチックのちり取りだ。こんなふにゃふにゃなもので相手をこずいても、大したダメージを与えられそうにない。

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4月6日の夢(愛のあるML)

ぼくはなぜか一人の男に石を投げつけている。当たらない。見物人が大勢集まってくる。その見物人にまぎれて男に近づき、さらに石を投げる。大きな石もどんどん投げる。しかし、当たらない。そのうち、見物人もぼくに協力してくれるようになり、一人の車に乗り込んで、決戦場へ赴く。相手の男も仲間を連れてきている。ぼくは大きな石をどんどんぶつけるが、やはり当たらない。勝ち誇った相手は、何かものすごい兵器を持っている様子だ。それを作動させようとするより一瞬早く、ぼくの陣営は水爆を爆発させる。一瞬にして、世界が破壊される。だが、灰燼の向こうに空高く「ML」の旗がひるがえる。そして、ぼくと仲間だけが生き残った。「愛のあるMLは水爆にも生き残る」と水爆の取り説に書いてあった通りだ。

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4月5日の夢(処刑される)

 木造の古くて薄暗い感じの部屋。何かの研究所らしい。もうかなり夜遅くで、ぼくはその床に布団を敷こうとしている。すると偉い人が部下に案内されてやってきて、椅子に座り、ぼくに「もうじきイナミチが来て、エレクトーンを弾きますから」と言う。ぼくは「イナミチ」という女性がやってくるのだと思い、心がときめく。
 廊下に出る。ここにも布団を敷かなければならない。しかし、暗いので電気をつけようとスイッチを押すが、電気はつかない。電球がゆるんでいるのではないかと確かめるが、そんな様子もない。「廊下の電気はどうしたんだ?!」と大声で叫ぶが、あたりはしんとして誰も答えない。何度も何度も「電気はどうしたんだ」と叫ぶが、声がかすれて、うまく叫べない。廊下に母の亡霊のようなものが、ぼーっと立っているのが見える。
 夜の舗道。ぼくと少年(といっても、若い男という感じ)が大きな体格の男にこれから処刑されようとしていて、命乞いをしている。しかし、聞き入れてもらえそうにないので、少年は諦めて、ぼくに「じゃあ、こいつの家へ行こう」と言う。そこで処刑されるのだろうか。特に恐怖感はない。ぼくは頭から赤い毛布をすっぽりとかぶる。「その方が(処刑される人間)らしいよ」と、少年がぼくに言う。

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4月4日の夢(高速回転する時計の針)

 妻が「旅行券があるので、これを駅に持っていって切符を買い、お釣りを貰ってきなさい」と言う。今日は仕事で一日外に出ていて、これから新宿経由で八王子へ行き、そこで夜の11時まで仕事をする予定だ。八王子に7時に着いていなければならないのだが、もう7時を回っているのにまだ新宿に向かう電車の中だ。電車が新宿に近づいた。すると時計の針が急にすごいスピードで動き出した(長針がほんの1〜2秒の間に、7時15分から30分近くまで動いた)。

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4月2日の夢(会社が行方不明)

 自分の勤め先の会社は確かここにあったはずだと、会社の場所を探している。大通りを渡ったり戻ったりしていると、親子連れの団体がやってきた。子供に大通りを横断する練習をさせている。実際、車の通行量は多くないものの、車は猛スピードで、速度をゆるめようともしないし、信号機などもない。とても危険だ。ぼくも彼らにまじって、また大通りを渡る。街はどこか廃墟のような匂いがある。
 
 大判四つ折りのリーフレットのデザインの訂正要求がヤマハからあったので、デザインのTくんに頼むようにと社長が言う。Tくんはぼくと仲の悪かった元「ピアノの本」編集長のK女史と会話していて、ぼくはその話が終わるのを待っている。K女史の後を追って出ていこうとするTくんを引き留め、ぼくは仕事の依頼をするが、彼は「ぼくはもう時間がない。かわりに○○というフリーのデザイナーに頼んでほしい」と言う。○○なら、ぼくも聞いたことのある名前だ。今日は夏休みの最終日だったことを思い出し、きっとTくんはこれから旅行に行くのだろうと思ったぼくは、「わかった。じゃあ、気をつけて行って来てね」と言う。だが、Tくんは「いや、試写会に行くだけなんだけどね」と苦笑する。
 それで○○デザイナーの事務所を訪ねていくが、それはさっきぼくが会社を探していたのと同じ場所で、やっぱり見つからない。困ったなあ、社長に連絡して、指示を貰おうと思い。外出先を書いた白板を見る。社長の外出先は4件もあり、これではなかなか帰社しそうにない。自分の携帯を開き、社長に電話しようとするが、ニュータイプの携帯は無用のメニュー画面ばかりが沢山出てきて、ちっとも電話帳の画面にならず、電話することもできない。
 画廊のような場所にいる。床の上を、小さな猫のような女の子のような曖昧なものがやってきて、ぼくの足にまつわりつくので、蹴りつける。それでもまたやってくるので蹴る。そんな様子を母のような様子の女が見ていて、ぼくと楽しそうに会話している。

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4月1日の3つの夢

 オーストラリアに行く船に乗っている。乗客はぼくだけで、あとの男女はみんな船員らしい。船室の四方にぐるりと取り付けられたベッドに横になり、みんなぼくのことなど忘れてしまって、てんでに自分たちの話に夢中になったり、食事をしたりしている。
 少年のぼくは両親たちと港に行き、港をめぐる船に乗った。乗ったときには確かに祖父母がいっしょだったのに、降りると祖父母の姿がない。「どうしていなくなってしまったのか」と、ぼくは両親に抗議をする。
 スーパーかセルフサービスのレストランのようなところ。レジの行列に並ぼうとすると、すぐ前に若い女性が飛び出してきたので、順番を譲ってあげる。彼女は恐縮して辞退しようとするが、ぼくは無言で「どうぞ」という仕草をする。
 レジでぼくの番になった。レジに、ぼくは持ってきたものを置く。それは、透明プラスティックの円筒形の容器に入ったパスタのようなもの。それを受け取ったレジ係の女の子は「これには○○(不明)がないけど、ついていませんでしたか」と、ぼくに尋ねる。ぼくは慌てて走って売り場の棚に戻り、それが落ちていないか探すが見つからない。しかたがないので、その棚にあった別の円筒形の容器を持ってレジに戻る。さっきの商品とよく似ているが、中にはパスタではなくスプーンのようなものがいっぱい詰まっている。レジの女の子はそれを見て、「私がここで新しい○○を出してあげるというのではどうですか」と言う。ぼくは喜んで、「あっ、それが一番いいです」と答えるが、彼女はぼくの顔をじっと見つめるばかりで、何もしてくれない。

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3月30日の夢(映画と病院)

 PR映画の制作をしている。撮影は隣の部屋(スタジオ?)で行われていて、そこではハスキーな声の女優と、おじさんふうの男優がタイムマシンのようなものに乗り込む演技をしている。二人とも3〜40代のおとなという感じ。一方、ぼくのいる部屋は隣のスタジオとの間の壁一面を、さまざまなモニター画面が埋め尽くし、ミキシングルームもしくは編集スタジオという雰囲気だ。ぼくのほかに、奥にはかわいい感じの若い女性がモニター画面を見つめている。だが、彼女はモニターを見ているふりをしているだけで、ちゃんと状況を把握しておらず、スタジオへの指示は的確さに欠けている。ぼくの方はきちんとモニターを見つめているので、ちゃんとした指示が出せる。この映画の宣伝用映像として、隣の部屋にいる女優がうつむきながら歩いている上半身の映像を使いたいと思う。
 急に体調が悪くなったので、近くの病院に検査を申し込み、検便を持って、その病院へ歩き出す。歩きながら、遠くのもっといい病院にも診察の予約をしたことを思い出す。それなら、最初からその病院に検便を提出した方がいいと気がつき、Uターンして元来た道を戻り始める。だが、両手で抱えた検便の容器は金魚鉢ほどの大きさで、しかも蓋がないので、歩くたびに、ぴちゃぴちゃと中のものが飛び散って、自分にかかってしまう。

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月27日の夢(戦争映画)

 ここは京都の撮影所で、スタジオの中では大作の戦争映画が撮影されている。上陸作戦をしている艦船の内部のセットなのだろう。大きな横長の窓があり、そこから海岸線のパノラマのような風景が見える。トーチカのようなものがあり、海岸一帯が戦場と化している。ミニチュアセットとCGが組み合わされているのだろうか。弾丸もビュンビュン飛んできて、窓ガラスにピシパシと当たる。
 次のシーンでは巨大な建物の中で、小隊が休息している。木造のようだが、横幅も奥行きも広く、左右は道路に接している。撮影所の敷地いっぱいに建てられたオープンセットかもしれない。小隊には女性もいて、森山良子の姿もある。将校もいるのだが、指揮は軍曹あたりらしいぼくが執ることになっていて、ぼくはみんなに「出発!」と号令をかける。しかし、どうもぼくは適任ではないので、ぼくの会社の同僚であるUくんに指揮官を替わってもらうことにした。

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