2月6日の夢(自己顕示器具)

図書館をテーマにした展覧会をやることになった。それをどこからか伝え聞いたらしく、詩人のHから頼みもしないのに、「便利だから使ってくれ」と、展示用の器具を送ってきた。自分がやはり図書館をテーマに展示するのに、使っているものだという。それは昔の物干し用の真鍮でできた洗濯ばさみみたいなもので、H自身の詩の原稿やら何やらが吊り下げられている。本当はこの自分の原稿などを展示してほしいのだろう。自己顕示欲の強いやつだと、ほとほと呆れる。

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2月5日の夢(トイレクエスト)

 川に向かって歩いている。雨が降っている。川のそばには病院があって、いつもそこから看護婦がこちらへ向かって歩いてくるのを途中でつかまえ、診察カードを渡して「薬だけお願いします」と言うと、看護婦は病院に引き返して、薬を持ってきてくれるのだ。しかし、今日は看護婦が誰も外へ出てこないので、自分で病院まで行った。「まずトイレを貸してください」と言うと、看護婦が「トイレは上にあります」と言って、螺旋階段を登っていく。しかし、病院の建物は細い円筒形で、看護婦一人しか内部の階段を登ることができない。ぼくは外側に取り付けられた階段を登るのだが、それは階段というより、穴の中に垂直に立てられた梯子に過ぎない。ぼくの下から、小さな少年とその父親も昇ってくる。ぼくは「ここが難しいんだよな」と言いながら、親子に励まされて、てっぺんで自分の体を上の床にようやく引き上げる。
 昇ってみると、そこは地下街のようなところで、大きな白っぽいトンネルの中に地下商店街が広がり、黙々と主婦らが買い物に行き交っている。右手に少し小さなトンネルの入口があり、そこには下水のような川が流れている。きっとトイレはこっちだろうと思い、そのトンネルへ行きかけるが、上方からさっきの父親が「左だよ」と注意してくれる。よく見ると、商店街の方に「トイレ」と書いた矢印の看板がぶら下がっていた。

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2月2日の夢(旅から帰る)

 詩人たちと団体の国内旅行に参加し、新幹線で帰途についた。新幹線の床に車座になって座り、編集会議か理事会のようなものを詩人たちが開いている。ぼくもその一員に加わる。もう夜の11時半だ。車窓の景色を見て、ぼくは小田急線の下北沢あたりの風景を認め、「もうすぐ着くよ」と、みんなに言う。だが、女性の幹事は「まだ1時間はかかる」と言う。実際、彼女の言う通りで、なかなか列車は駅に着かない。
 その列車の座席の間の通路を、貨物のカートが通っていく。箱の中に大きなウミガメが沢山並んでいる。ぼくは驚いて、隣の乗客にそのことを話すが、彼は「えっ、そんなもの見なかった」と答える。
 やっと自宅に着いた。自宅は田圃の中にあり、横に一直線に並んでいる数軒の家屋の真ん中あたりにある。ぼくは大喜びで自宅に走っていくが、ふと見ると、田圃の中に葬式の行列ができている。その行列は自宅の一軒置いた左の家の玄関に続いている。そういえば、我が家も、我が家の何軒か右の家も最近葬式を出したばかりだったと思い出す。

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2月1日の夢(寝室トイレ)

 裕福な家庭に滞在している。トイレを借りたいと思う。廊下を歩いていくと、高校生くらいの兄弟二人と出会った。トイレの場所を尋ねると、「真ん中の部屋」だと言う。さらに歩いていくと、廊下の左側にドアが二つ。その二つのドアのちょうど中間くらいの右側にドアが一つある。左側の二つのドアは、多分今の兄弟のそれぞれの部屋だろう。右側の部屋がトイレだろうと思って、そのドアを開けてみる。
 そこは広い部屋で、中には二つのベッドが並んでおり、その周辺に青と白のストライプのシーツや毛布のようなものがいくつもまるめられて置いてある。つくりは明らかに寝室だが、この家庭は裕福なので、きっと空いた寝室をトイレにしているのだろう。床に置いてあった毛布を踏むと、バランスが崩れて、ぼくは床に倒れてしまったが、こうして寝ころんでおしっこをするのも、なかなか気持ちのよいものだ。ふと見ると、左手の方にさっきの二人とは別の少年の上半身が見える。隣の部屋との間に窓か何かあるのだろうか。この家には兄弟が三人いるのかなと思う。

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1月31日の夢(侵入者)

 ぼくは誰かが下宿している部屋へ一人で侵入する。相手は不在だった。しかし、うろうろして、ここにぼくがいることを誰かに気取られてはいけない。幸い、誰にも知られることなく、脱出することができた。
 また、その部屋へ侵入する。やっぱり相手は不在だった。玄関へ出てくると、入れ替わりに入ろうとしている警官と鉢合わせしてしまった。ぼくは怪しまれないよう、ある雑誌の記者を名乗り、ポケットから英語の名刺を出そうとする。しかし、そんな名刺があるはずはなく、「うっかり名刺を切らしてしまって」と、ぼくは警官に弁解する。

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1月30日の夢(ループする夢)

 カメラマンといっしょに会社に向かう。カメラマンは髭を生やした偉そうなおじさんだ。これからいっしょに撮影があるのだ。ところが、会社に着くと、会社は大きなお寺のような建物になっていて、しかも全体が火事にでもあったように木炭化している。そこに靴を脱いでぞろぞろ人々が上がっていく。映画会があるらしい。ぼくも上がって、スクリーンの前に座る。映画は古いモノクロの映画で、どうやら「二人のロッテ」らしい。雷雨のシーンだ。後ろを振り返ると、カメラマンも腰を落ち着けて、映画を観ている。どうやら撮影はあきらめたらしい。
 映画会から観客は隣の部屋に移動するよう求められる。今度はお芝居があるらしい。いくつかバーにあるような背の高い丸椅子が置いてあり、ぼくもその一つに座る。やれやれとほっとするが、安定が悪く、ぐらぐらする。よく見ると、円形のはずの座席も半分欠け落ちたようになっている。劇団の人らしいバニーガールのような衣裳を着た若い女性がやってきて、ぼくと隣の男に手の中の三つくらいの小物を見せ、「どれでも好きな物を取って、靴の間の地面に置きなさい」と言う。その通りにして、ふと見ると、ぼくの靴は片方の靴底が壊れていて、恥ずかしい。女性はぼくに「ものを頼むと、たいていはそばに来てくれるものだけれど、あなたは来てくれないのね」と言う。とてもそこまでする余裕がないのだが、うまく言い返せずに、口ごもる。
 雷雨が上がったので、カメラマンと助手と共に会社に向かう。「ちょうど雨の上がったところで、穴を掘ってみみずの撮影をするにはもってこいだよ」とカメラマンは言う。でも、みみずの撮影というテーマはもう前の前の話で、テーマは変わっているのだけど、困ったなと思う。
 会社に着いてみると、会社は大きなお寺で、木炭化していて・・・ あれっ、夢がループしてしまった!と思う。

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1月29日の夢(職場で散々)

 職場で暇を持て余していると、配置替えになった。新しいぼくのデスクは道路の上だ。ぼくの隣にもう一人女性社員のデスクも置かれ、二人並んで仕事をすることになる。それにしても椅子は丸椅子で、背もたれもない。椅子の下は一度穴を掘ってから埋め戻されたようで、椅子をギシギシやると、地面が陥没してしまう。「何をやってるのだ」と社長に叱責されるが、「もともと穴があいてたんだから、しょうがないです」と説明する。この道路の下にはどぶ川が流れていて、ところどころ地面に開けられた隙間から、汚い水面が見える。道路を大きなトラックがやってきて、ぼくらのデスクの間を通り抜けられず、立ち往生してしまった。
 職場で一人、自分の席でないところに座っていると、男が一人やってきて、「さあ、これからトイレの水をかけてやるぞ」と叫び、柄杓で汚物をばらまき始めた。だんだんぼくの方にも飛んでくるようになった。それを逃れて、本来のぼくの席に戻ると、男は追いかけてきて、本格的にぼくに汚水をかけ始めた。怒ったぼくは男と取っ組み合いになり、「こいつをつかまえろ」とみんなに叫ぶが、同僚たちはかかわりあいになりたくないらしく、誰もぼくを助けてくれない。

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1月28日の夢(3つの断片)

 机の引き出しに、自分のサインした沢山のカードと沢山のサインペンが入っている。一つのサインごとにサインペンを替えたので、こんなに沢山のサインペンが必要だったのだ。
 地中を調べるための潜航艇が潜航する準備のため、突き出ているバックミラーや尾灯などを折り畳んでいるのを、乗っていたバスの窓越しに見る。ホバークラフトのような形をしたやつだ。
 二人の人に、緑色の巻物のような物を渡そうとしている。「これはお手紙のように見えますが、お菓子ですので、召し上がってください」と、ぼくは言う。

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1月26日の夢(事故の噂)

 会社で印刷会社の老営業マンを交えて、みんなで談笑している。階下から「40万円もする車が衝突している」という知らせが入る。みんな「ええーっ!」と驚く。(なぜか40万円の車は高級車だと思っている) ぼくの車でなくて、よかったと思う。誰もここに関係者はいないと思い、陽気にその噂をしていると、一人、背のずば抜けて高い若い男が青い顔をして、出口へ急ぎ足で向かった。彼もどこかの印刷所の営業マンらしい。きっと、ぶつかったのは彼の車だろう。みんな、しーんとなって、彼の後ろ姿を見送る。そういえば、彼はこないだボストンマラソンを走る権利を13万円で買ったと言っていた。

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1月23日の夢(プーケット島)

 タイのプーケット島に一人で旅行にやってきた。「危ないから一人では行くな。後でみんなで行くから」と注意されたが、ぼくは好奇心を抑えられない。コンクリートの低い壁から外を見ると、極彩色の不思議な風景が広がっている。南洋の海はこんなにもカラフルなのだろうか。ぼくはトイレに行きたくなり、三階建ての建物を登ったり降りたりして、トイレを探す。しかし、現地人ばかりで、なんだか危険そうなので、用を足すのはあきらめる。
 戻ってみると、中高年の男達が部屋にテーブルを二つ苦労して並べている。それは折り畳まれたパネルを引き出すことで、二倍の幅にすることができるテーブルだったが、うまくパネルを引き出すことができずに、苦労している。やっと出来上がったテーブルに料理を並べていく。ぼくが戻る前に、みんなは既に食べ始めていたようだが、ぼくは何一つ口に入れていないので、早く食べたくてたまらない。
 ふと気がつくと、部屋の床やテーブルに、蚊が一面にとまっている。その数は半端でなく、蚊でじゆうたんができたみたいだ。それを追い払いながら外に出る。
 また部屋に戻ると、今度は小さなカエルやゲジゲジが這っている。しかも、すばしこく動き回っていて、ぼくは気味が悪くて、もう階段の手すりにも触れることができない。

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