1月30日の夢(ループする夢)

 カメラマンといっしょに会社に向かう。カメラマンは髭を生やした偉そうなおじさんだ。これからいっしょに撮影があるのだ。ところが、会社に着くと、会社は大きなお寺のような建物になっていて、しかも全体が火事にでもあったように木炭化している。そこに靴を脱いでぞろぞろ人々が上がっていく。映画会があるらしい。ぼくも上がって、スクリーンの前に座る。映画は古いモノクロの映画で、どうやら「二人のロッテ」らしい。雷雨のシーンだ。後ろを振り返ると、カメラマンも腰を落ち着けて、映画を観ている。どうやら撮影はあきらめたらしい。
 映画会から観客は隣の部屋に移動するよう求められる。今度はお芝居があるらしい。いくつかバーにあるような背の高い丸椅子が置いてあり、ぼくもその一つに座る。やれやれとほっとするが、安定が悪く、ぐらぐらする。よく見ると、円形のはずの座席も半分欠け落ちたようになっている。劇団の人らしいバニーガールのような衣裳を着た若い女性がやってきて、ぼくと隣の男に手の中の三つくらいの小物を見せ、「どれでも好きな物を取って、靴の間の地面に置きなさい」と言う。その通りにして、ふと見ると、ぼくの靴は片方の靴底が壊れていて、恥ずかしい。女性はぼくに「ものを頼むと、たいていはそばに来てくれるものだけれど、あなたは来てくれないのね」と言う。とてもそこまでする余裕がないのだが、うまく言い返せずに、口ごもる。
 雷雨が上がったので、カメラマンと助手と共に会社に向かう。「ちょうど雨の上がったところで、穴を掘ってみみずの撮影をするにはもってこいだよ」とカメラマンは言う。でも、みみずの撮影というテーマはもう前の前の話で、テーマは変わっているのだけど、困ったなと思う。
 会社に着いてみると、会社は大きなお寺で、木炭化していて・・・ あれっ、夢がループしてしまった!と思う。

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