10月22日の夢(降りられないバス)

 会社が日光のあたりに引っ越して、店舗を構えた。だが、その店の中に自分の脱いだ私服を吊るす場所を探しても見当たらない。ようやく店舗の入り口に「ここなら」と思う場所を見つけるが、それはそのままつながっている隣の食品店の中だった。
 店舗の中では白衣を着た男たちが何かを売っている。ぼくはこんな会社にもういるつもりはなかったので、このまま電車に乗って帰ってしまおうと思う。
 バスに乗っていると、運転手が「その会社に行くなら、この停留所で降りるといい」と言う。思わず横のドアから降りようとするが、「前のドアの方がご便利です」と言って、前しか開けてくれないので、降りるのをやめる。何人かの乗客が降りて行き、空席ができたのに、そこには誰かの荷物が置いてあり、ぼくは座ることができない。

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10月21日の夢(バスの中の父)

 バスに乗っている。隣には父親が座っている。ぼくは服にゴミがついているのが気になる。股の間に四角い箱をはさみ、その中にゴミを払い落そうとするが、ゴミは見当たらない。
 別の席でサラリーマンがマイクを持って歌っている。同じ歌を繰り返し歌ううち、歌詞が少しずつ変化して、自分の妻を自慢する歌になっていく。隣で父がそれを嘲る様子をする。ぼくも思わず、喉がくくっと鳴ってしまうが、すんでのところで笑うのは我慢する。

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10月19日 ぼくの誕生日の夢

 タイムマシンに乗っている。窓から外を覗くと、ガラスについた水滴が急激に乾いていく。
 到着した時代、書かれている作品は殆どが三つの言葉や三つの要素からなっている。

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10月17日の夢(お弁当)

 クライアントの事務所に行くと、女性の担当者から分厚い雑誌の校正刷りを渡された。その校正をこの場でやるように指示される。ぼくらはそのとき立派なソファに座っていたが、一応遠慮して、「ここから別の席へ移動した方がいいですよね」と言うと、「ええ、じゃあここで」と指示されたのは、窓際の粗末なデスクだ。他の女性社員がデスクの下にカーペットを敷いてくれるが、それも継ぎの当たったおんぼろである。
 お腹が減ったので、街でお弁当を買った。大きな球形のカキフライが沢山入った「カキフライ弁当」だ。自分でも驚いたことに、歩きながら蓋を開けて、食べ始めようとする。だが、箸がない。幸い、入っているのはカキフライとお寿司だけだから、手づかみでも食べられそうだ。
 それでも、座って食べられるところを探して、駅の方へ曲がる。しかし、座れそうな場所には人々が座っていて、適当な場所が見つからない。
 町の路地には、木製の粗末なベンチがあらゆるところに置いてある。どうやら、この路地全体がカフェになっているらしく、どのベンチにも汚いかっこうの若者たちが座って、飲食したり、煙草をふかしたりしている。空いた席を探しながら歩く。ちょうどうまくあいているなと思ったテーブルには、ぼくより一足早く向こうから来た若者たちのグループが座ってしまう。それでも、なんとかそのテーブルの側面の席を一つ確保できた。

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10月12日の夢(大学)

 駅を降り、鳴門海峡にかかる長い橋を渡りきったところに、ぼくの目指す大学がある。
 ここへ来るまでに、別の大学を一つ見てきた。そこは二つの教室に学生があふれかえらんばかりで、どちらの部屋にぼくの席があるのかもわからない。トイレだって見つけられなかった。だから、ぼくは新しい大学に行くことにしたのだ。
 橋には警備員のおじさんが何人もいて、子供に橋の下の海面を覗かせているが、そこに魚がいるのか、渦潮があるのかはわからない。だが、ぼくには誰も声をかけてくれない。
 大学に着いた。ロビーに二人の年取った外人が腰かけていて、ぼくを見て、「いよいよ来たぞ」と笑う。なぜ、ぼくを見てそう言うのだろう? 思わず2人に会釈して、前を通り過ぎ、階段を昇る。この大学は教室も空いていて、トイレの表示もある。
 トイレは真中にウェイトレスのいる空間のある四角形のカウンターになっていて、まるで食堂のようだ。とりあえず用を足そうとするが、どの便器も足置きが汚れているので、後にする。
 いよいよ授業の開始時間が迫ってきたので、改めてトイレに向かう。カウンターの一番左が足置きが汚れていないようだ。すぐ前に制服のウェイトレスが来た。彼女におしっこをかけてしまいそうだ。

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10月11日の夢(3人の社員)

 いよいよ会社を辞めるときが来た。最後の仕事として萩原朔太郎特集を編集しようとしていると、3人の社員が自分たちも朔太郎のことを調べているので、ぜひ原稿を書かせてほしいというのでびっくりする。
 駅のホームで、その社員たちと電車を待っている。いつか社員は一人しかいないように見える。ぼくは目の前に開いたドアから乗り込もうとするが、社員は隣の車両に乗ろうとする。ぼくは社員を呼んで、同じドアから満員の車両に一緒に乗る。

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10月5日の夢(ゴーストライター)

 ある社長のためのゴーストライターの仕事をしている。できた原稿を見せに行きたいと秘書に連絡し、訪ねてみると、社長室は穴倉のようにがらんとして何もなく、人っ子一人いない。しかし、どこかで話声がするので、「〇〇さん(秘書の名前)、ちょっとお願いします」と叫ぶと、秘書が「あっ、そうでしたね」と言いながらどこからか現れた。
 自分の持ってきた原稿をよく見ると、横書きの一筆箋に手書きしたもので、かなりかっこ悪い。おまけに原稿の冒頭には社歌や取引先一覧表などが並んでいて、その下には名刺を差し込む特殊なスペースがあるが、社長の名前を聞いていなかったので、そこは空欄のままだ。

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10月3日の夢(部屋が見つからない)

 山里の町をバスで走っている。バスはちょうど四つ角に差し掛かった。車窓から見える直交する道路の並木に真っ白な桜が咲いている。このあたりは、秋になってやっと桜が咲くのだと思う。
 ホテルで部屋の鍵を受け取った。しかし、このホテルは広い敷地の中に、いくつも低層の古い建物が点在し、いったいどの建物なのか、またその建物のどの部屋が自分の部屋なのかわからない。第一、鍵に書いてある部屋番号すら解読するのが困難なのだ。階段を小学生の修学旅行の一団がにぎやかに登っていく。あいつらが隣の部屋だったらいやだなー。もし騒いだら、境の壁をドンドンと叩いてやろうと思う。
 自宅でトイレに入る。便器はまるでベッドのように大きい。妻が掃除をしようとしたためか、便器は隣の家との境の壁にあいた窓にいやにくっつき過ぎている。おまけに、その上にいろいろなものが置いてあるのをどかして、お尻を乗せる。窓をうかがうと、夏休みのためだろう。隣の小学生の女の子が勉強机に向かっているのが見える。カーテンを閉めようかと思うが、その音でかえって女の子の注意をひいてしまいそうで、躊躇する。

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10月2日の夢(ゴキブリ料理)

 ゴキブリ料理が皿に盛ってある。一匹食べてみるが、味はイマイチだったので、二匹目には手をつけずにおく。そこへ男と女がやってきた。「ゴキブリをもう食べたよ」と言うと、「どうだった?」と尋ねてくる。ぼくは「味はそれほどじゃないね」と答えて、皿を脇へ置く。すると、料理されたゴキブリを、それより少し小さめのゴキブリがむしゃむしゃ食べているところだった。
 赤い郵便ポストに立ち小便をする。ぼくの隣には男が一人立っている。そこへ通りかかった男の学生が、ぼくのおしっこで濡らして切手を貼ろうと差し出すが、ぼくは誤って男のズボンを濡らしてしまう。男は「あっ、〇〇したな」と言って、ぼくに向かって自分も小便をする。それがぼくの踵にかかった。汚い。ぼくは建物の中に入って、ベッドにもぐりこみ、汚されたことに苦しむ。だが、意を決して、靴下を脱ぎ、「たいしたことじゃないんだ」と呟いてみる。それに靴下を脱いでみると、小便をかけられた感触はさして残っていない。ぼくは元気を回復して、再び外に出る。

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9月26日の夢(コンサート取材)

 カメラマンと二人で、ある特殊な会場で行われるコンサートを取材に行く。待機場所で椅子に座り、たくさんの記者やカメラマンたちと共に待つ。しばらくして係員の案内で会場に移動できることになる。カメラマンは機材をかつぎ、みんなでぞろぞろと移動する。だが、途中でぼくは、待機場所の椅子に荷物を置いてきてしまったことに気づいた。戻ろうとするぼくにカメラマンは「メモ帳を取りに行くの?」と尋ねる。ぼくは「メモ帳よりカバンが大事だよ」と答える。
 待機場所で無事、メモ帳とカバンをピックアップし、会場に急ぐ。そこに誰かが電話を置き忘れたらしく、それがリンリンとうるさく鳴っている。
 コンサート会場は緑の苔を思わせる絨毯で、床も壁も敷き詰めれた石造りの建物だ。ぼくはそこに窓から身を縮めて入りかけるが、奥にちゃんとした出入り口があるのに気づき、そこから入りなおす。取材陣が皆席をとって待機している中、ぼくの連れのカメラマンはどこに行ったのだろうと探すが、見つからない。だが、こんな小さな会場だから、すぐに見つかるだろうと思うのに、どうしても見つからないのだ。

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