10月5日の夢(ゴーストライター)

 ある社長のためのゴーストライターの仕事をしている。できた原稿を見せに行きたいと秘書に連絡し、訪ねてみると、社長室は穴倉のようにがらんとして何もなく、人っ子一人いない。しかし、どこかで話声がするので、「〇〇さん(秘書の名前)、ちょっとお願いします」と叫ぶと、秘書が「あっ、そうでしたね」と言いながらどこからか現れた。
 自分の持ってきた原稿をよく見ると、横書きの一筆箋に手書きしたもので、かなりかっこ悪い。おまけに原稿の冒頭には社歌や取引先一覧表などが並んでいて、その下には名刺を差し込む特殊なスペースがあるが、社長の名前を聞いていなかったので、そこは空欄のままだ。

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