5月1日の夢(深夜の図書館)

 名古屋の図書館で資料を探している。調べ物が終わったのは夜中の12時過ぎだ。大理石の階段を駆け下りる。出口が分からない。古びた木製のデスクが沢山置いてある事務所のような場所を通り抜けようとする。デスクではたくさんの中年から初老の紳士が仕事をしていて邪魔だ。「出口はどちらでしょうか」とぼくは尋ね、彼らが指さす方へ、紳士たちの椅子から伸びた足を跨ぎ越すようにして外へ出る。ここは栄町のあたりらしい。深夜の街は真っ暗だが、何人か通行人の姿もある。ここから自宅まで帰るバスはまだ走っているだろうか、それとも時間がかかっても歩いて帰るべきか、お金がかかってもタクシーを拾うべきかと、ぼくは迷う。

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