4月16日の夢(豪雨)

 成城の駅を降りると大雨である。タクシー乗り場は大変な行列。前に並んでいたおばさんたちが、そこに並んでいたタクシーのすべてを借り上げ、乗って行ってしまった。しかたなくバスに乗る。
 すると運転手が「前に来たバスに乗り替えなさい。あちらの方が早く着くから」と言う。なるほど、あちらの方が電通学園前経由だから早回りだ。乗客の殆どがそちらに乗り換えるが、ぼくはバスを降りない。見回すと、ぼくのほかに二人の女性が残っている。一人は日本人、もう一人は外国人の若い女性だ。
 バスは出発した。だが途中の交差点で津波のような洪水が前方から押し寄せ、周りは水浸しになって、バスは動けなくなった。
 ぼくと女性たちはバスを脱出し、駅に戻ろうとするが、反対車線を沢山のタクシーが洪水から逃げてくるのが見える。その一台を女性がつかまえ、ぼくらは全員それに乗りこむ。タクシーはUターンして、ぼくの自宅に向かうことにする。
 驚いたことに、運転手は若い外国人の男性だ。詩人のビナードさんに似ている。彼はぼくの行き先指示を理解し、無事自宅に車はたどりついた。
 その運転手と女性たちともども、ぼくはバタバタと二階の自室へ駆け上がる。一階には両親がいたが、みんなのことは話さない。そして、ぼくらは一夜を過ごす。外国人の女性がこっそりぼくのかたわらへ来て、ぼくらは抱き合って、愛を交わす。
 翌朝、目を覚ますと三人は既に目覚めて、出発の準備をしている。ぼくは彼らに置き去りにされるのが不安だが、なかなか夢日記を書き終えることができない。ぼくらがここにいることそれ自体が夢なので、いつまでも書き終えることができないのだ。三人は緑色の服を着ている。ぼくも慌てて服を着ると、それも少し青みがかっているが、やはり緑色の服だ。

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