4月13日の夢(墓標)

 道路予定地を沢山の作業員が掘削している。その工事現場から、どこを掘っても大小の魚の形をした石像が大量に出てくる。石の魚はすべて道路の通じる方向を向いて、埋められていた。
 作業員たちは気味悪がって、それを道路に積み上げる。その上に松の幹をくりぬいて、それを蒲鉾型に半分に割ったものをかぶせている。ぼくらはその上をまたいで、道路の反対側に渡る。作業員たちはそんなぼくらを叱りつける。最後に渡ったぼくは松の幹の上でバランスを崩すが、なんとか転倒しないですんだ。
 反対側には石垣があり、その一角に人型の墓標が二つ段ボールで配置されている。「ここで〇〇と〇〇と倒れる」と、作業中に死んだ二人の人の名前が刻まれている。この人たちの死をぼくらは忘れてはいけないのだ。

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