5月22日の夢(生きている死者)

 謝罪文をぼくは書かなければならない。ぼくが失敗してしまったからだ。その失敗した食材を、ぼくは贖罪のため永遠に食べ続けなければならない。
 テーブルの向こう側に何人かの男性が座り、その件で話をしている。真ん中で自分の好きなバンドの話をハスキーな大声で話し、笑い声を立てているのは随分昔に癌で亡くなったN氏だ。いかにもおじさん化しているが、確かにあれはN氏だ。生きていればこんなおじさんになってしまうのだ。

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