8月29日の夢(民宿)

 田舎の民宿に泊まっている。それは古い民家で、他のもう一家族といっしょだ。起きている間は、ぼくと妻、そして小さな子供を連れた若い夫婦は、一つの居間でいっしょに過ごし、眠るときだけそれぞれに割り宛てられた寝室に引き上げる仕組みだ。ぼくと妻の寝室はトイレの隣なので、とても便利だ。
 今は冬なのだが、今からガラス戸ごしに見える庭には大きな木があり、チューリップのようなバラ色の花が満開である。「何の木だろう」と、ぼくと妻は話し合う。壁にはたくさんの額がかかっている。もしかすると、額に描かれているのはこの庭から見える植物や動物なのかもしれないと、目を凝らすが、どうもそうではないらしい。単にこの部屋に泊まった客が描きのこした絵を記念に飾っているだけらしい。子連れの一家の父親が子供に、「ガラス戸に雨戸を閉めなさい。お母さんが怖がるからね」と声をかける。

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