8月26日の夢(パフォーマンス)

 ぼくと妻ともう一人の男性と3人でパフォーマンスをするため、会場に車で乗り付ける。妻がなかなか降りてこないので、ぼく一人会場に近づく。なぜかぼくは裸足で、道路のじゃりじゃりした砂の感触が足の裏に感じられる。入口から階段を昇る。階段には一面に踏みつけられた糞が落ちていて、裸足で登るにはとても汚い。
 会場ではすでに最初のプログラムが終わったところで、すぐにぼくらのパフォーマンスの本番だという。休憩中らしく観客は少ないが、中に新川和江さんらの顔が見える。会場内にいた男が「ぼくも出演するのだけれど、何をやれればいいのか、Оさん(ぼくの妻のこと)に聞かなくちゃ」と言う。「聞くも何も、もう本番が始まるんだよ」と、あきれてぼくは言う。
 そこへ妻もやってきたので、みんなで主催者の説明を聞く。彼は「この建物は戦争のために建てられたものなんです」と言う。「えー、そんなあ。この台本はこの建物が反戦のためのものだと想定して書いたものなのに」と、ぼくは思う。ポケットからぼくは台本を取り出す。そして、リハーサルのときにはあんなに台詞が全部頭に入っていたのに、今は何も思い出せないことに愕然とする。

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