9月1日の夢(父への土産が見つからない)

 父のおかげで、ぼくと祖母は何日間もの旅行を楽しみ、今戻ってきた。野球好きの父への何よりのみやげは、広島球場で見た中日・広島戦の試合経過だ。中日の2勝1敗で終わった3試合を、どの投手が何回まで投げたかの記録を、ぼくは確かに父のために清書しておいたのだ。ところが、父の前に出てみると、鞄の中にある土産や手帖、ノートを何度ひっくり返しても、その記録が見つからない。それでも、ぼくはあきらめきれず、道路にぺたりと座り込んで、何度も何度も探し続けている。(夢ここまで)
 現実には、ぼくの30年近く前に亡くなった父は、特に野球好きだったわけではありません。また、ぼくは父親への憎悪がいまだに消えず、たとえぼくが死んでも父母と同じ墓にはけっして葬らないよう(できれば散骨してほしい)、家族に遺言しています。

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