9月29日の夢(空港など)

 仕事をいろいろ済ませなければならなかったので、ドイツ行きの空港に着いたときはかなり遅れてしまっていた。もう既に「13番」というぼくの受付番号は一度呼ばれてしまったのだが、受付の人はぼくたち夫婦を待っていてくれたらしい。だが、妻の番号が呼ばれた気配がないのはどうしてだろう? 搭乗手続きには保険証が必要だ。カウンターにはアジア系だが、日本人ではない女性の代書屋が座っていて、妻が声をかけると、すぐにぼくの申請カードを作ってくれた。だが、彼女はぼくの書類を最後に仕事場を畳んで、どこかへ行ってしまった。それに、ポケットをいくら探しても妻の保険証が出てこない。「やっぱりぼくは持っていないよ」と言うと、妻は「じゃあ、取ってくる」と言い残して、姿を消した。そのままいつまで経っても帰ってこない。家まで取りに戻ったのだろうか。
 もうこんな会社で仕事をしたくないと思い、ふてくされてぼくは椅子に座っている。部屋に何列も並べられた椅子の最前列の左から二番目の椅子だ。すると、ぼくの目の前の左の壁際に机が持ち出され、頭のはげかかった男が現れて、いきなり講演を始めたので、ぼくは一応態度を改めて、おとなしく講演を聴くことにした。
 その男のアシスタントらしいバニーガールのような若い女性達が、いつのまにか目の前にできたステージの上に出てきて、書類の分厚い束のようなものを、どさりとぼくの前に落とした。ぼくはまた反抗心がわき起こり、椅子を前に動かし、足でその束をポンと蹴る。椅子にはどうやらキャスターがついているらしく、その反動で後ろに戻る。また、椅子を前に出して、束を蹴ると、反動で戻る。繰り返しているうちに、どんどん心が高揚して面白くなる。そのうち、山のようにオフィスに積まれていた書類が、どさどさと崩れてきた。すると、ぼくの隣の一番左端に座っていた若い男が前に出て、書類の山を積み直したりするが、ぼくは書類の束を蹴る動作を繰り返し続ける。

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