5月31日の夢(スターウォーズ最新作)

 ぼくは家で、小学生くらいの少女とおばあさんと一緒に暮らしている。二人は北側の部屋に二つ机を置いて、そこで生活しているのだ。もう一つ空き部屋があるのだから、少女は独立した部屋を持った方がよいのにと思うが、本人にはその気がないようだ。
 その部屋から大きな音がした。驚いて覗きに行くと、少女が転倒して、障子が破れたり、家具がひっくりかえったり、食事も散乱して大変なことになっている。それをぼく一人が黙々と片づける。
 家にはもう一人、見知らぬおじさんが来ている。二人と関係がありそうだが、肉親ではないらしい。家にあるテレビで、「スター・ウォーズ最新作」のVTRの再生が始まった。同シリーズはもう完結したと思っていたが、さらに最新作が出来上がったのだ。意外に宇宙が明るく、よく見ないと星が見えない。ぼくはみんなの最前列で、目を皿のようにしてテレビを見ている。皆が後ろで食事を始めたのが分かるが、ぼくは一人食事する気にもなれず、夢中で画面を見つめている。そうしながら、何度も椅子に座ったまま後ろのテーブルにもたれかかって、ひっくり返りそうになるが、倒れはしない。
 テレビの後ろに置かれていた銀のフォークとナイフを、おじさんが手に取った。そのとたん、その影響でVTRの再生が停まってしまい、ぼくはもうこのまま「スターウォーズ最新作」の続きを二度と見られないのではないかとショックを受けるが、幸い他の人が直してくれた。画面の中では、家にいる少女がロボットになってこちらへ歩いてくるシーンが映し出される。だが、なぜかぼくはあんなに夢中になっていたテレビを見るのをやめて、食事のために外に出てしまう。

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