10月9日の夢(巨大屋外スタジオ)

 Mカメラマンといっしょにアーティストの撮影に出かける。今日撮影するのは海外から来たアーティストなのだが、一体どんな人物なのだろう? エイベックスとおぼしきなじみのレコード会社の廊下で、そんなことを話しながら待っていると、身長が2メートル以上ある見上げるような大きさで、容貌魁偉、しかも肌が真っ白という男が出現した。この大男が今日撮影する相手らしい。
 スタッフらとともに、スタジオへ移動することになる。ふと気がつくと、みんな先にスタジオに入ってしまったらしく、ぼくは独りぼっちだ。しかも、周囲にはスタッフたちの残した荷物がいくつも散らばっている。ここに放置しておいてはまずいだろう。ぼくは持てるだけの荷物を持って、スタジオに向かう。
 スタジオに着いてみると、それは巨大な屋外競技場のような石造りの施設。映画「ベン・ハー」に出てきた戦車競走のスタジアム(「スター・ウォーズ」エピソード1にも再現されている)よりもっと規模が大きい。なんだか遺跡のようにも見える。入り口は石の壁で、確かにあちこちに穴はあいているのだが、とても人が通り抜けられそうには見えない。みんなどうやって中に入ったのだろうと、うろうろする。と、今まで気がつかなかったが、一つだけ縦長の四角い穴があいていて、そこから中に入れそうだ。ようやくぼくも中に入ることができた。

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