7月27日の夢(お屋敷の住人は列車強盗)

 ぼくは高校生で、鉄筋コンクリート地上五階建てくらいのものすごく大きなお屋敷に、部屋を与えられて逗留している。広すぎて勝手が分からず、エレベーターに乗る度に思わぬ場所に出てしまい、他の人のいる部屋を横切ったりして、きまりの悪い思いをする。中には人間でなく、犬が暮らしている豪華な部屋もある。
 なぜこのお屋敷の主人がぼくにこんな待遇を与えてくれたのかは分からない。だが、ここでの生活費は自分で稼ぐように言われる。その手段は列車強盗で、そのノーハウをお屋敷の人から伝授される。
 また、ぼくがこの土地の高校に入学できるよう、地元の学校を紹介してもらったが、お屋敷の主人や主婦の話す言葉がぼくにはよく理解できず、彼らの親切はありがたいが、それが何という駅にある何という学校なのか分からない。
 ともかく電車に乗って、通学することにする。一つ隣のいつもの乗り換え駅で降りたつもりで連絡通路をどんどん行くが、どうも勝手が違う。ぼくは方向音痴なので、間違えて反対方向の電車に乗ってしまい、目的地より逆に一つ遠い駅で降りてしまったらしい。

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