8月18日の夢(金八先生)

 自宅で出勤の準備をしながら、今日はH氏賞の打ち合わせの日だなと思う。だが電車に乗ってから、賞の規定などを書いた小冊子を家から持ってくるのを忘れたことに気づく。会社に着いてから探すが、会社はしばらく前に小さなオフィスに引っ越したばかりで、収納場所がなく、その小冊子の見本は捨てられたらしく、書類棚をすべて探しても見つからない。その入稿データはデザイナーのSくんのパソコンに保存されているのではないかと思いつくが、彼の姿も見当たらない。かわりに亡くなったはずのコピーライター、Aくんが席についているのを見かける。
 考えてみると、スポンサーの会社の広報部との打ち合わせは何時にどこで行われるのかも分からない。広報部に電話をかけてみようかと思う。いや、そんな事前の打ち合わせなどこれまでやったことがなかった。ただ、当日選考会場に行けばすむことだったと思い出し、ちょっとほっとする。
 気がゆるんで、教室(オフィスがいつのまにか学校の教室になっている)の入り口に寝転んでいると、がらっと扉を開けると、金八先生が満面の笑顔で廊下に立っている。そしてその顔のまま、ぼくの寝ている顔をまたいで、教室の中に入ってきた。
(註)これは夢です。現実のH氏賞は現在もH氏(平澤貞二郎氏)とご遺族の資金提供による基金を通じて運営されており、スポンサー企業はありません。

カテゴリー: | 8月18日の夢(金八先生) はコメントを受け付けていません

8月10日の夢(きしめんのようなコード)

 会社で仕事をしている。ぼくの書いたコピーに対して、上司(なぜか有名詩人の方々)たちから沢山の直しが入り、作業がうまく進まない。席に戻ると、隣の女性社員が(Iさんの直しは進んだ?)と訊いてくるが「いや全然」と答える。それよりぼくはコピーに書き込んだ街並みの描写に会社の傍の街並みをそのまま使ったのがよくないような気がする。そのあたりの街並みはあまり美しいとはいえない、いかがわしいものだからだ。ぼくは窓から街並みをじっと見る。だが、ぼくが見る範囲では街並みはとてもきれいだ。風景がいかがわしく変化するのは、もっと何丁も先なのだった。これなら書き直すまでもないなと思う。別の男性の同僚が「そういえば〇〇さんのパソコンの出力が12年間も止まったままだったことがあったね」と言う。当の〇〇さんも「そうそう」と言うので、ぼくはそんなことがあったのかとびっくりする。そして自分のパソコンから出ているきしめんうどんのような白いコードをぶつりと指でちぎる。

カテゴリー: | 8月10日の夢(きしめんのようなコード) はコメントを受け付けていません

8月9日の夢(戦場からの脱出)

 仲間たちと戦場にいる。第二次世界大戦中のアメリカ兵のようなアーミー・スーツにヘルメット。敵の包囲から脱出するため、トンネルか洞窟のような場所に皆で行く。トンネルの両側にはたくさんの敵軍兵士がいる。ぼくらは彼らに紛れて入り口付近に腰を下ろす。仲間の女性兵士が敵に悟られるのではないかと心配するが、互いに敵兵士と何気ない会話を交わしてうまく切り抜ける。
 脱出して列車に乗っている。列車は明石大橋の上を右手に向かって進行する。窓からは海面が大きく渦を巻いているのが見える。渦潮は映画のコマ落としのようにすごいスピードで回転している。

カテゴリー: | 8月9日の夢(戦場からの脱出) はコメントを受け付けていません

8月8日の夢(詩で未来を変える )

 これからの人生を変えていくプログラムを提供してくれる場所に夫婦二人で行く。クリニックのようでもあり、占い所や祈祷場のようでもあるが、こぎれいな白を基調とした部屋で、奥には窓がある。いろいろなプログラムがあり、妻は「詩で未来を書き換える」プログラムに取り組んでいる。手前に透明ガラスの壁があり、そこにみみずの列のようにも見える詩が赤い字で横書きに書かれているのを、自分の思い通りに書き換えていくのだ。背後からそれをぼくが見ていると、妻が「あなたもやる?」と振り向いて尋ねてくる。「いや、ぼくはいいよ」と遠慮するが、妻は目に見えて爽快な気分になっていくようだ。

カテゴリー: | 8月8日の夢(詩で未来を変える ) はコメントを受け付けていません

7月31日の夢(オカルト教団のパーティー)

 オカルト教団のパーティーの取材に行く。コンクリート造りのちょっとした会議室のような場所。教室形式に椅子が並べられ、イベントが進行するのを少し外れた場所から見守る。当然昼食が出ると思っていたのに、午前中に会議だけで解散してしまった。慌てて外に出て、メンバーを追いかけようとするが、皆早々に道路の向こうに姿を消していく。
 編集部に戻る。小荷物を発送しなくてはならない。ごてごてと紙を貼ってなんとか箱の形にできた。後はガムテープを貼り付けて、切手を貼るだけだ。それらを隣のビルの系列会社のオフィスに借りに行くが、中には誰もおらず、いつもの場所にそれらが見当たらない。しかたがないので編集部に戻る。
 同僚たちがぼくの髪の毛の茶髪を指摘して笑う。「ああ、これか……」。ウールのセーターを切って、鬘のようにしてかぶっていたのだ。「教団のイベントに出るには、こういう茶髪にしなくてはいけないんだ。苦労して変装したんだよ」と、ぼくは皆に言う。

カテゴリー: | 7月31日の夢(オカルト教団のパーティー) はコメントを受け付けていません

7月30日の夢(ジャングルジムから飛び降りる少年たち)

 ジャングルジムに小学生低学年くらいの少年たち数百人が鈴なりになっている。彼らの足元には碁盤の目のようにも見える四角い箱が数百個置かれている。少年たちは一斉に地面に飛び降りる。ほぼ全員がそれぞれの箱に気を付けの姿勢をして着地するが、一人の少年だけが失敗して水平に寝そべってしまった。それを見ているぼくもこれから、ジャングルジムから飛び降りなくてはならないらしい。

カテゴリー: | 7月30日の夢(ジャングルジムから飛び降りる少年たち) はコメントを受け付けていません

7月29日の夢(黒いもの)

 家のトイレに入る。小さな物置ほどの広さがある。だが、部屋中にさまざまな物がいっぱいに置かれて、とてもトイレとは思えない。中でもインパクトのあるのは一足の黒い長靴だ。それでも便器ににじり寄って、僅かな隙間に放尿すればいいなと、気を取り直す。
 トイレを出て、「ここには黒いものがあるから安心だよね」と妻と語り合う。

カテゴリー: | 7月29日の夢(黒いもの) はコメントを受け付けていません

7月24日の夢(夢を貰う)

 ぼくと妻は広くて素敵だが、家具も何もない洋館の一室にいる。暮らし方を変えたいので、夢をくれる人から新しい夢をもらいたいと思う。部屋の左側には女優かタレントのような女性がいて、しきりに仕草でぼくらを誘う。けれど、ぼくと妻は彼女に背を向けて、部屋の右側に顔を向ける。そこには三人の男性がいて、見るたびに白い服を着ているようにも、茶色のスーツを着ているようにも見える。ぼくと妻は三人の夢を息を吸い込むようにして貰う。それはとても素晴らしい夢だった。

カテゴリー: | 7月24日の夢(夢を貰う) はコメントを受け付けていません

7月20日の夢(階段本棚)

 会社二階の編集部の部屋で仕事をしていたが、定時になったので退社しようとする。だが今夜7時から社員旅行へ行くと急に言われ、帰れなくなってしまった。階段を降りて一階の営業部に行くと、同僚たちは旅行の準備に大わらわだ。上司のМ氏の前のテーブルに知らない男性が来客として座っている。彼はぼくを見るといかにも親しげに「これはお礼です」と言って、何冊もの分厚い本をくれる。見ると、表紙のあちこちが破れている。さらに千円札を一枚と小銭を何枚かぼくに渡す。「何のお金ですか」と尋ねると、「社員旅行に行ける籤に当たったので、これがあなたの分の旅費ですよ」と言う。ぼくは社員旅行など行きたくなくて、いつも断っているので「要りません」と言って、受け取りを拒む。しかし同僚たちは社員旅行に夢中で、ある女性社員は先輩に「私、お風呂は水着で入っていいですか」と尋ねたりしている。
 バカバカしいので二階に戻ろうと階段を昇る。ところが二階にあともう少しという何段分かに本がぎっしり詰められていて、足をかけることができない。手でそれらの本をつかんで二階の床に放り投げるが、いくらやっても足をかけられるだけのスペースができず、ぼくは二階に戻ることができない。

カテゴリー: | 7月20日の夢(階段本棚) はコメントを受け付けていません

7月10日の夢(ビーカー)

 会社で忙しく仕事していて、尿意を覚える。トイレに行こうとすると、男性の同僚が大きめのビーカーをくれる。これに用を足せというわけだ。それをもって廊下に出るが、壁がガラス張りなので、すぐ目の前に昼食をとっている同僚の顔が見える。これではあんまりなので、階段を降りて一階のトイレに行くが、便器がない。手にしたビーカーにぼくは放尿するが、すぐにそれはいっぱいになり、溜まった尿を捨てて、さらに放尿するという行為を何度も繰り返す。二階で用を足したら大変なことになるところだったと、ほっと安心する。
 建物から中庭に出て、汚れたビーカーの捨て場所を探す。ふと北西の方角を見る。そこはこの建物から鬼門になる方位で、以前は荒れ果てた草地だった。そこがきれいに整えられた庭園になっているので驚く。そうこうするうちにどやどやと同僚たちが建物から出てきた。庭で何かの犯罪行為があり、同僚たちはそれに対応しようとしているらしい。ぼくは右手にあるお堂のような建物の前の草むらに慌ててビーカーを投棄して、オフィスに戻る。
 オフィスではあいかわらず沢山の社員たちが忙しそうに行き交っている。ぼくの隣席には新入社員だが、顔に小皺のある女性社員がいて、大きなビニール袋の中の少し汚れた灰色の碍子をこれから撮影するのだと言ってぼくに見せる。ぼくは碍子の良し悪しなど分からないものの、先輩ぶって「てっともいい碍子だね」と褒める。

カテゴリー: | 7月10日の夢(ビーカー) はコメントを受け付けていません