10月25日の夢(今朝見た三つの夢)

 カナダの原住民の人々の運営するアンテナショップを訪れる。建物の床に敷かれたカーペットの上にさまざまな民芸品が置かれ、アイヌのような衣装を着た女性が店番をしている。真ん中に炭がらが山のように置かれ、赤い火が燃えている。そこでおまじないができるらしいが、説明書も何も見当たらない。店番の女性もどこかに行ってしまった。
 ぼくは小学生で、新幹線で修学旅行に行こうとしている。ぼくの指定席は七号車の一番だ。いくつも車両を通り抜け、指定された席にいくと、男子と女子が一人ずつ隣に着席している。窓から隣のホームに停車しているこだま型の新幹線が見える。「これから一週間、ここで生活するんだね」とぼくが言うと、ほかの二人も苦笑する。
 ぼくの元の勤め先であるS社に週明けに出社すると、S社の社屋はまるで廃墟のようになっている。階段を登ると、そこにぼくの夢について書いた答案用紙が散らばっているので、慌てて拾い集める。U社長がそれを見とがめて「これは何? こっち側に用があるの?」と尋ねてくる。ぼくは逃げるように階段を駆け下りるが、その途端階段は崩れて、もう登ることができなくなる。社員たちが三々五々出社してきた。義母の飼い猫も出てきて、ぼくの前にお腹を出して寝転がり、撫でてくれと言う。ぼくは社員たちに「どこから向こう側に戻ればいいの? あっちのトンネルから?」と尋ねるが、彼らはみんな見知らぬ顔で、誰もぼくの問いに答えてくれない。ぼくのデスクがすぐそば見えるが、その前に透明アクリル板の壁が設置されている。席にあるパソコンを取ってくればこちら側でも仕事ができるのにと思うが、透明な壁を超えて向こう側へ行く方法がわからない。

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