8月19日の夢(無駄の摘発)

 野外の競技場。といっても地面はでこぼこで整地もされず、草野球場のような感じ。ぼくは警備担当で「無駄なもの」がどこかに置いてないか、チェックするためグラウンドの観客席(といって固定した椅子があるわけではなく、草原の上に腰をおろす感じ)を一周して見回る。無駄なものはとても危険な存在なのだ。ちょうど4分の3ぐらい回ったところに、アメリカのブッシュ大統領が座っている。そのすぐ後ろを通過する。もうすぐ一周地点に戻るというあたりで、物置の棚におばさんが韓国製の食品をたくさん積み上げているのを発見する。これは無駄なものだ。直ちに摘発する。
 道ばたに辛い生活をしている犬たちが何匹もいると聞き、出かけていく。そのうちの一匹の黒犬が寝ころんでいるところへ行き、ぼくは棒を黒犬の鼻先に突き出し、遊んであげる。犬は生まれてから一度も人間に遊んでもらったことがないので、感激して大喜びでぼくの棒の後を追いかけてはしゃぎ回る。そして生涯で初めての満足を覚え、満ち足りた様子で家の中に入ると、そのままやすらかな眠りにつき、天に召されていく。(その後、目は覚めないまま大泣きをしました)

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8月14日の夢(二重の二重の橋)

 橋の上にもう一つ、透明なガラス張りの橋がかかり、そこに二人の警官が常駐するようになった。昼夜を分かたず、そこで何かの監視をしているらしい。ぼくはもう一人の男とともに、そのガラス張りの橋に入れてもらう。中はまるで温室のようで、耐えきれない暑さだ。「これは防弾ガラスなのですか? それにしても暑くて大変ですね」と、ぼく。警官は「さっきまではここにこれが張ってあったんですよ」と、片隅に寄せた青い葦簀(よしず)を見せてくれる。そして無線で別の場所にいる上司に「やっぱり市民に入ってもらうと、わかってもらえますよ」と、嬉しそうに報告している。ぼくらも警官に声をかけられて、ご馳走してもらったばかりだが、おばさんたちのグループ数人にも声をかけてご馳走し、うまく懐柔に成功したらしい。「声をかけるタイミングも難しいんですよ。普通はFM橋か跨線橋の上にいらっしゃるわけでしょ?」と警官は自画自賛する。そう言われて足下の橋を見直す。一本の橋だとばかり思っていたが、こちら半分は列車の線路をまたぐ橋で、向こう半分は川の上にかかる橋だったのだ。向こう半分の橋の傍らにはJ-WAVEの放送局のビルがあるので、通称FM橋と呼ばれているらしい。この二重の橋の上に、さらに警察の監視用のガラスの橋がかかっているというわけだ。

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8月7日の夢(大教室トイレ)

 Y音楽教育財団で記者発表があるというので、その本部ビルに行く。会場がわからず、うろうろしていると、どうやら二階の教室で模擬レッスンがあるらしいと見当がついた。でも、まずその前にトイレに行こう。二階のトイレは使用中だったので、いったん階段を降りて、確かここらあたりにトイレがあったと思う場所へ行く。予想通り、そこに男女の人型のマークがある。もちろん男のマークのある方へ入ったのだが、ドアを開けるとそこは大学の階段教室のような広い部屋で、たくさんある椅子のうちの幾つかが便器になっている。しかし、それ以外の椅子にはまじめそうなご婦人たちが座って、講義を聴く態勢をとっている。間違いなくトイレなのだからと自分に言い聞かせ、持っていた大きな荷物を別の椅子の上に置いて、便器の上に登る。便器の上に立たないと用を足せない構造になっているからだが、便器の上に立てばひときわ目立ってしまって、とても恥ずかしくて用を足すどころではない。もっと目立たない便器はないものかと探し回るが、あいにくどれも使用中だ。しかたなく、最初の便器に戻るが、そこにはもう別の婦人が座って、講義を聴いている。しかたなく、いかにも用を足したようなふりをして、荷物を持つとがっかりしてトイレから出る。
 体が不調なので、妻と一緒に医者に行く。待合室で二人で待っていると、カウンターの奥から男の医者がわざわざ出てきて、「心臓とか調べましたが、何一つ悪いところはありませんよ」と言う。
 社長の自宅を訪ねる。緩やかな傾斜の丘一つがまるごと邸宅になっている。もう夕方だが、社長の娘の姿が見えない。それはぼくのせいのような気がして、責任を感じたぼくは庭中を探し回る。行方をつかめないまま戻ると、いつのまにか娘は戻っていて、手負いの獣のようにじっと床にうずくまっている。社長はぼくに「山の向こうはこの時間になると、もう暗くて寒いぞ。わかっているだろうが」と言う。ぼくはむっとして、「庭の掃除をしていただけですよ」と答える。
 会社のぼくの席の横に、大きなゴミ袋が置かれていて、中にはがらくたがいっぱいだ。何一つぼくのものは混じっていないのだが、会社のみんなはこういうがらくたはみんなぼくのものだと決めつけて、ここに置いたようだ。腹が立ったぼくはそれをみんなオフィスのフロアにぶちまけてしまう。

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8月5日の夢(宇宙ホテル)

 ぼくはジャーナリストで、中年の酒井、若い中村という二人の男と共に「宇宙ホテル」へ行く。そこで、ぼくは一年前に来たときと全く同じ光景を見る。高校生くらいの生徒たちが家具をひっくり返して、ホテル中をめちゃくちゃにしているのだ。彼らはその破壊をしたのは自分たちではなく、宇宙の悪魔的な力が働いてこの場所が破壊されたのだと信じさせたいらしい。
 ぼくは山の上にあるそのホテルから逃げ出して、バスに乗る。一番前の座席に座ったので、どんどん坂を下っていく景色がパノラマのようだ。やがてホテルからぼくらを追いかけてきた乗用車と、バスとは派手なカーチェイスを始める。
 なんとか追跡を振り切り、途中の茶店に入って休む。仲間たちはみんなお菓子を注文するが、ぼくは横になって寝たふりをする。すると浦野カメラマンが「もう寝た?」と言いながら近づいてくる。ぼくは「半眠半醒」と言って、にやっと笑いながら起きあがり、ぼくが持参したお菓子を二人で仲良く分け合って食べる。

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8月4日の夢(尖塔のある銭湯)

 前から見ると昔ながらの銭湯だが、屋根の上にモスクワのクレムリンのような、にょきにょきした塔がいくつも突き出ている。そのポストモダンな感じが女性に大人気の銭湯だという。

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8月3日の夢(船の中の水)

港で船に乗ろうとして、列の一番先頭に並んでいる。もう一人の男と最初に乗船するが、船の中はプールのようになっていて水がいっぱい。これでは乗り込めない。ぼくは水の中に片手を突っ込み、かきまぜるようにして、水の感触を確かめる。いったん下船して、係員にそのことを告げると、係員は「すみません。前に乗っていた乗客のおしっこを貯めたまま、捨て忘れていました」と言う。

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8月2日の夢(絵の中の少年)

 ある学校のクラスで、生徒が荒れる事態が続いた。そこで担任とクラスの仲間たちは、一人の画家に頼んでたくさん絵を描いてもらうことにした。出来上がった絵の中には必ず一人の少年がいた。みんなはこの少年はきっと素晴らしい人なのだろう、作者の理想が投影されているのだろうとさまざまに推測したが、画家に聞いてみると「単にフツーの少年」に過ぎないのだという。

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7月31日の夢(お茶の車内販売)

 妻と列車に乗っている。車内販売のお茶を買う。一抱えもある大きな円筒形の火鉢のようなものの上に、蓋をひっくり返したような形で、大きな盃型の器が載っている。その器に満たされたお茶を、下の火鉢で温めて、ごくごく美味しそうに飲み干した。

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7月30日の夢(席がない)

 会社の建物はちょっと小学校のような造りで、一本の廊下の片側に三つの部屋が並んでいる。でも教室のように大きな部屋ではなく、小さな飲み屋のような感じ。いずれの部屋も中央に大きなテーブルがあり、その片側に椅子が三つずつ並んでいる。ぼくがトイレに立って、再び戻るとお菓子売りの男の子がセールスに来ていて、女子社員たちは全員廊下に出て、そのお菓子に群がっている。注文によっていろいろ好物をトッピングできるということだ。みんながああでもないこうでもないと商品を選ぶのに時間をかけている間に、男の子は女子社員の一人と片隅に行き、なにかいちゃいちゃと話し始める。ぼくは「これでは営業妨害じゃないか。帰ってくれ」と強く男の子を叱りつける。それでようやく秩序が戻り、社員たちも席に戻ったが、いつのまにか椅子はベンチに変わっていて、ぼくの座る席がなくなっている。おまけに、ぼくのやるべき仕事ももう何もないようなのだ。

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7月28日の夢(円環する夢)

 ぼくの家へ四国から女友達がやってきた。女友達はぼくの妻だ。家は畳敷きの一軒家で、ぼくは家族と女友達と一緒に談笑する。それから彼女とぼくは仲むつまじくする。壁一つ隔てたキッチンには妻(女友達と同一人物)がいるはずだが、気付かれないだろうと思う。時計を見て、女友達は「そろそろ行かないといけないのでは?」と言う。彼女の持つ航空券を見ると、あと40分後に飛行機が出ることになっている。急がないといけないと、タクシーを呼んで、彼女を空港に送り出す。そうすれば彼女は一時間半の飛行の後に、東京(つまり、ここ)に帰り着けるだろう。

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