8月7日の夢(大教室トイレ)

 Y音楽教育財団で記者発表があるというので、その本部ビルに行く。会場がわからず、うろうろしていると、どうやら二階の教室で模擬レッスンがあるらしいと見当がついた。でも、まずその前にトイレに行こう。二階のトイレは使用中だったので、いったん階段を降りて、確かここらあたりにトイレがあったと思う場所へ行く。予想通り、そこに男女の人型のマークがある。もちろん男のマークのある方へ入ったのだが、ドアを開けるとそこは大学の階段教室のような広い部屋で、たくさんある椅子のうちの幾つかが便器になっている。しかし、それ以外の椅子にはまじめそうなご婦人たちが座って、講義を聴く態勢をとっている。間違いなくトイレなのだからと自分に言い聞かせ、持っていた大きな荷物を別の椅子の上に置いて、便器の上に登る。便器の上に立たないと用を足せない構造になっているからだが、便器の上に立てばひときわ目立ってしまって、とても恥ずかしくて用を足すどころではない。もっと目立たない便器はないものかと探し回るが、あいにくどれも使用中だ。しかたなく、最初の便器に戻るが、そこにはもう別の婦人が座って、講義を聴いている。しかたなく、いかにも用を足したようなふりをして、荷物を持つとがっかりしてトイレから出る。
 体が不調なので、妻と一緒に医者に行く。待合室で二人で待っていると、カウンターの奥から男の医者がわざわざ出てきて、「心臓とか調べましたが、何一つ悪いところはありませんよ」と言う。
 社長の自宅を訪ねる。緩やかな傾斜の丘一つがまるごと邸宅になっている。もう夕方だが、社長の娘の姿が見えない。それはぼくのせいのような気がして、責任を感じたぼくは庭中を探し回る。行方をつかめないまま戻ると、いつのまにか娘は戻っていて、手負いの獣のようにじっと床にうずくまっている。社長はぼくに「山の向こうはこの時間になると、もう暗くて寒いぞ。わかっているだろうが」と言う。ぼくはむっとして、「庭の掃除をしていただけですよ」と答える。
 会社のぼくの席の横に、大きなゴミ袋が置かれていて、中にはがらくたがいっぱいだ。何一つぼくのものは混じっていないのだが、会社のみんなはこういうがらくたはみんなぼくのものだと決めつけて、ここに置いたようだ。腹が立ったぼくはそれをみんなオフィスのフロアにぶちまけてしまう。

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