11月10日の夢(床屋の鍼)

 床屋に行った。若い男性の理髪師がぼくの左目の下に鍼を何本も刺してくれる。おかげで目の疲れがとれた。

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11月7日の夢(昼食が食べられない)

 昼食を食べようと、会社から外に出る。街一帯が灰色で、看板もネオンもなく、人気もない。デパートも商店もこの曜日はすべてのお店が休業してしまうようだ。交差点を右に曲がると、一つだけ開いたガラス張りのお店があるが、なんとなく入りにくく、そのまま通り過ぎる。中から女性客の問いに、店主の男性が「なんでも出来ますよ」と答えている声が聞こえる。結局、何も食べず、買わず、一周して会社へ戻る。

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11月5日の夢(合宿)

 目覚めると、何かの合宿で、何人かが並んで雑魚寝している。この何人かが今回のメインゲストで、ぼくもその一人だ。右隣は先輩詩人のA氏で、すぐに挨拶をする。左隣は初対面の関西の詩人T氏。挨拶しようとしたが、気後れしてしまい、しそこねてしまった。その隣は唯一の女性詩人Mさんだ。みんなは彼女と親しいらしく、気軽に呼び捨てにしている。右手から自動人形師のムットーニ氏が現れたので、「対談の日を決めてよ」と言う(「詩と思想」誌で実際に対談の約束をしている)。彼が12月下旬のある日を指定したので、喜んで自分の手帖に書き込もうとするが、ぼくの手帖は赤のボールペンで真っ赤にスケジュールが書き込んであり、そこに新たに対談の日時を書き込んでも全く目立たない。
 合宿しているみんなと船に乗る。丸木舟をただ大きくしたような船で、前向きに沢山の椅子が並んでいる。こないだ亡くなった長老詩人のS氏が船首に立って演説を始めた。いつのまにかほぼ全員が着席して、彼の話を傾聴している。ぼくは座る席がないので、しかたなく立ったまま聞いている。船は川を素晴らしいスピードで進んでいく。

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11月4日の夢(順番待ちトイレ)

 駅でトイレに入ろうと並ぶ。並んでいるのに、割り込む人がいる。みんなで「並んでいるんだよ」とたしなめる。それでも二人ほど、ぼくの前に割り込んでしまう。まあいいか、と思う。
 並んでいると、ぼくの後ろに沢山の人垣ができた。トイレの横に駅ビルの入り口があり、今日はそのオープンらしい。テープカットと共に、開店セールへどっと人々が押し掛け、また行列はトイレの順番待ちの人たちだけになる。
 ようやくぼくが一番前になった。磨りガラスの向こうに、先に入っていた女性が手を洗っている姿が見える。彼女はわざわざ中の電気を消して出てくる。さらに扉の鍵もかけようとするので、彼女を制して中に入る。
 中に入ってみると、そこは普通の家族が生活している住宅の居間で、家族が食事をしているところだった。でも、公衆トイレなのだから構わずどんどん進むが、トイレは見あたらない。気がつくと、右手に通路がある。家族の一人の若い男がちょうどやってきたので、「トイレはこっちですか」と尋ねる。「そうです。このへんにある箱をどかすと、下にカメのようなものが埋まっていますから」と言う。なるほどそこには沢山の箱が積んであり、それを退かすのは大変そうだ。その男の兄も出てきて、手伝ってくれる。すぐにカメのようなものが見つかった。カメの上には圧力計の付いた蓋がある。その蓋を裏返すと、そこに少量の汚物がこびりついている。しかし、今まであんなに沢山の人たちが利用したにしては、量が少ない。「やっぱり蓋ではなく、カメの方にすべきだろうか」と、兄弟に尋ねる。妹らしい女性もやってきて首をひねりながら、蓋を取ってくれた。すると、その下には料理の並んだ食膳があった。さらにそれを退かすと、下にはもう何もない。じゃあ、やっぱり蓋にしていいんだ、と思う。ぼくが早速、ズボンを下げてお尻を出すと、女性は「まあ、もう?」と顔を赤らめる。兄弟は「この人はもう随分待っていたんだ」とフォローしてくれる。

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11月3日の夢(ギャングと大画面)

 家に帰ろうとバスに乗った。ところが、はっと気づいて窓の外を見ると、全然知らない停留所の名前だ。しまった。随分乗り越したらしい。バスが電車の駅に停車したので、そこで降りる。電車で家の方へ戻ろうと、ホームに出る。ホームには若い男達がたくさん待っている。駅員がハンドマイクで、変な人たちが沢山いるので気をつけてください」と放送する。男たちは「変なやつとは何だ!」と駅員をつるし上げる。ぼくはホームの一番端にいて、そこから電車に乗ろうとするが、男達の一人がぼくの背中のリュックに飛びついてきた。こいつらギャングだったのだ。だが、気づいてももう遅い。
 ホテルかレストランのような建物の廊下を歩いている。部屋の中で狛江四中(こないだ全国合唱コンクールで銀賞をとった)の生徒たちが美しい声で合唱をしているのが聞こえる。そこを通り過ぎて、ぼくの仲間が待っている部屋に戻る。仲間の男の一人が「どこか上か下の階で合唱をしていて、うるさい。やめさせろ」とフロントに電話する。ぼくは男に「上下の階じゃない。一つ二つ隣の部屋だったよ」と言う。
 窓を開けると、この建物はL字型になっているらしく、生徒たちが合唱している姿の見える窓がすぐ近くに見える。「ほら」と、ぼくはその窓を指さすが、それは窓ではなく壁にはめこまれたテレビの大画面だった。そして、窓の外は庭ではなく、室内になり、コンビニの売り場のような棚の間を若者たちが徘徊している。ぼくもそこへ行き、食べ物を買う。窓に向かったカウンターに腰掛けて食べようとするが、そこには椅子がない。しかたなく、大画面に向かって置かれているテーブルに2,3個用意された椅子に腰掛けて、食べ始める。

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11月2日の夢(新しい会社)

 知らない楽器メーカーのピアノの販促物を作る仕事が舞い込んできた。その会社が社内で制作したパンフレットを見る。社内で作ったとは思えない、なかなかかっこいい小冊子だ。とてもイケメンの男性技術者の1ページ大の写真が掲載されている。彼はもといたセクションから三段跳びで最新の情報が集まるセクションに異動し、そこですごいピアノを開発したのだという。ぼくはこれから作る販促物のためのラフスケッチを作るため、その写真をコピーして切り貼りをする。困難な仕事になりそうだ。徹夜もしなければならないだろう。「ヘリコプターで撃ち落とす写真も入れるんですか」と、誰かが質問する。「当然そうだろう」と、ぼくは答える。

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11月1日の夢(3つの布団)

 ぼくを含め三人の男で和室に泊まっている。部屋には三つ布団が並べて敷いてある。まだ夜の9時半で、早い時間だが、もうみんな寝るらしい。ぼくは後の二人が両端の布団で寝て、ぼくは真ん中の布団だと思っている。ところが、若い男が真ん中に寝て、左端の布団をぼくに譲ってくれるらしい。それなら嬉しいと思うが、いざ寝ようとすると、その男は真ん中と左端の二つの布団両方に体がかかるようにして、斜めに横たわり、もう一人の男と話し始める。これでは、ぼくはどちらの布団にも眠れやしない。

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10月30日の夢(人工皮革)

 妻と駅で待ち合わせをした。妻はKという詩人の出版記念会の帰りで、別の男性詩人と連れだってやってきた。Kの記念会のプログラムを見ると、一番最後に「人工皮革」と書いてある。これは先頃都庁の職員と結婚して皇族をやめた女性のことを暗に指した言葉らしい。この言葉に対して、その元宮様は「これでは差別じゃないか。せめてアンドロイドと書いてもらった方がよかった」と抗議したそうだ。連れの男性詩人は「それより、このKの文章の一行目はひどいよね。私は既に書き直してしまいましたが」と言う。ぼくは彼を「ひとの文章を勝手に直すのは著作権法違反ですよ。確かにぼくもこの一行目は駄目だと思いましたけどね」とたしなめる。いつのまにかぼくと妻は二人だけになって帰り道を急いでいる。どうやらうまく連れの男をまいてしまったらしい。

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10月27日の夢(夜の観光バス)

 夜の観光バスに得意客を接待で乗せることになっている。バス会社の事務所に行くと、狭い部屋はカーテンを閉め切られた状態。その中でぼくが黙々と紙の切り貼りをしていると、カーテンを開けて中を覗く男がいる。しばらく逡巡した後、男はドアを開けて入ってくる。バス会社の社員だった。いよいよ夜の観光バスが出発するらしい。ぼくは服を着替えて、準備をする。セーターを頭からかぶる。
 たくさんの荷物を両手にぶらさげ、ぼくは男の後をついて原宿の表参道を駅の方に歩く。そういえばぼくの会社はここに新しくビルを買って転居したのだが、どこだったろう? 懸命に頭をめぐらすが思い出せない。もうアルツハイマー病になったのかと不安になる。そのうち、会社が引っ越したのは千駄ヶ谷だったと思い出す。原宿にビルがないわけだ。ほっと安心する。
 バスの発着場に着いた。夜の観光バスなんて、乗る人も少ないと思っていたのに、意外に沢山の男達が路上で待っているのに驚く。中で、背の高い男がぼくを見て、僅かに会釈をする。あれがきっとぼくの顧客なのだろうと思う。
 実は当初、夜の観光バスで顧客のお供をする役目を与えられたのは、入社したばかりの若い女性社員のはずだった。だが、彼女はそれをいいことに、さまざまな業者から賄賂をたくさん取ったことが発覚したので、直ちにクビにした。おかげでぼくが顧客のおつきあいをしなくてはいけなくなったのだ。
 バスに乗って、動物園のような場所に着いた。室内で、金網の組み込まれた全面ガラスの向こうに、動物のような植物のようなものがうごめいているのを見学する。そこから移動することになる。ぼくは3個も荷物を持たなければならないので大変だ。そう思って、荷物を持とうとすると、ない。気を利かして、誰かが持ってくれたようだ。

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10月26日の夢(3つの断片)

 夜、ゴミ袋をマンションのゴミ捨て場に捨てに行くと、外には大勢の刑事が張り込んでいて、袋の中身を調べられた。
 会社から外国の地震のことを扱った本が出版されることになり、その最終校正が上がってきた。表紙を見ると、三人ほどの共著者の名前が印刷されている。一番上に大きく書かれているのはぼくの名前だ。こんなビッグな本の著者になれるなんて嬉しい。けれども、この本の内容のことは何も知らないので、記者会見やサイン会のときに困るだろうと思う。
 飛行機に乗っている。正面の窓には飛行している外の風景が写っているが、現実ではなく、ヴァーチャルの野山の上を飛んでいるようだ。

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