12月9日の夢(布団の敷かれたトイレ)

 トイレに入る。広大な和室で、隅々まで絢爛豪華な蒲団が敷き詰められている。壁には立派な吊り棚があるが、その吊り棚の下にまで蒲団が敷かれている。これでは寝ている人が棚に頭をぷつけてしまいそうだ。蒲団の敷かれた真ん中に長方形の水槽がある。これが便器なのだろうか。しかし跨ぐには大きく足を開かなければならず、とても危険だと思う。そのときトイレの襖を開けて、見知らぬ男性が入ってきた。ぼくは彼に何食わぬ顔で会釈をする。相手もぼくには関心を示さない。

 蒲団の上にぼくの持ち物が散らばっているのに気づき、ぼくはそれらをかき集めて鞄に仕舞うと、外に出る。外は浅い海の中で、海水は黒く濁っている。ここでは海の中では特殊な靴を履かなければならないので、ぼくは婦人用パンプスの形をした青い靴を履く。だがすぐ陸地になったので靴を脱ぐが、また海になったので再度靴を履く。

カテゴリー: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。