11月15日の夢(白亜の邸宅)

 壁も床も天井も真っ白な大きな邸宅に暮らしている。リビング、ダイニングなど、機能別にスペースが作られているものの、部屋仕切りは一切なく、家全体が大きな広間になっている。今日は家で詩祭の企画会議が行われることになっており、主催者のぼくはキーパーソンの紳士の到着を今や遅しと待ち構えているところだ。待ち兼ねて玄関の外に出てみると、ちょうど紳士がやってきた。早速室内に招じ入れるが、会議スペースでは全員が入るのに狭すぎる。ダイニングのテーブルを囲んで討論をすることにした。

 ぼくは予め用意した企画書を取りに戻るが、書斎スペースをはじめどこを探しても見つからない。あきらめて会議に戻ると、今度は議長であるはずのぼくの席がない。みんなが席を譲ってくれ、ようやく議事に戻ったものの、くだんの紳士をはじめ皆ろくなアイデアもないくせに勝手なことを言い合うのみで、会議はひたすら空転するばかりだ。

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