9月10日の夢(老父と娘)

 知り合いの老父娘のマンションを訪ねる。豪邸で、年寄りの執事もいる。老父は今にも死にそうなほどよぼよぼだが、これから一家の運命を左右する勝負に出かけるところだ。トイレにこもり、出てきた老父はネクタイにスーツの凛とした姿である。彼が出かけたところへ娘が帰ってきた。娘は小学生ぐらいの美少女を連れているが、彼女の娘ではない。二人は黙って部屋の中に閉じこもる。どことなく禁忌の匂いがして、ぼくは見てはならないものを見た気がする。ぼくもトイレに入る。それは先ほど老父が使ったトイレだが、大広間にしつらえられた「おまる」なので、なんだか落ち着かない。

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