6月26日の夢(運動会でスピーチ)

 今日は運動会だ。運動会はサーカス小屋ぐらいの大きさの木造体育館が会場だ。満員の参加者たちを前に、ぼくは壇上でスピーチをする。そして、壇を降りると、なぜか会場はがらがらになっている。だが、ぼくは得意の絶頂という感じで、一番奥のテーブルの席に座って、リラックスする。この席は一番エライ人たちが座る場所のようだが、ほかには誰もいない。トップが座る真ん中の席さえ空けておけば大丈夫だろう。もう一つ手前のテーブルには副理事長らがやってきて座った。
 運動会が終わり、皆列車で帰ることになる。どの列車も天井や壁がなく、折れた柱がにょきにょき突き立っているだけの車両に、鈴なりになって乗り込む。今にもみんな零れ落ちそうだ。強制収容所への移送列車みたいだなと思う。
 新宿へ着いた。ホームの壁に開いたドアから入るように言われる。ドアが閉まると、その部屋はごとごとと動き出した。これはきっと、今噂になっている「乗り込んだ場所とは全く別の場所に客を降ろして驚かせるエレベーター」だろうと気づく。ぼくがそう言うと、周りの人たちは「なんだ、よく知っていたね」と驚く。

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