3月30日の夢(活版)

 行きたいと思った家の前に、その家の女主人が立っているので、何気ない顔をして通り過ぎる。川沿いに右に折れた道を歩いていると、女性に呼び止められた。マンションの玄関前のロビーに彼女はぼくを案内し、ぼくらは印刷の件で打ち合わせをする。女性はぼくの言い分を否定し、一枚の紙をぼくに見せる。いや、その紙はぼく自身が持っていたのかもしれない。そこには「この紙と同じ大きさの活版を造る」ことが指示されている。しかも、それを何枚も造るのだという。そんなことをしたら、とても印刷代が高くなるのではないかと、ぼくは不安になる。

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