9月30日の夢(列車長)

 大阪に出張していて、東京へ新幹線で帰ろうと思う。重い紙袋を持って、駅へ行く。この紙袋に入っているのはお土産だ。だが、東京で買って大阪へ持ってきた土産なのか、大阪で買って東京に持って帰るの土産なのか思い出せない。
 いくつかの新幹線の発車案内がある。川崎までしか行かない新幹線もある。船に船長、飛行機に機長がいるように、新幹線にも列車長がいる。有名なシェフが列車長を務める新幹線が一番早く東京に着くらしい。初老の駅員の後について、他の乗客たちとホームへの螺旋階段を降りていく。途中、地上に出たところで、旧知の黒髪の女性に声をかけられる。しかし、挨拶をしているうちに、ぼくだけそこに取り残されてしまった。ぼくは「あなたに声をかけられたおかげで、みんなを見失ってしまったよ」と言い、路上で途方に暮れる。

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