10月5日の夢(カメラマン)

 撮影が終わった後、カメラマンがピンクのデジカメを忘れて行ったことに気づき、ポケットに入れる。途中で椅子の上にカメラを置こうとして、地面に落として、汚してしまうが、またポケットに入れる。そのカメラの存在が気になってしかたがない。
 カメラは携帯にもなっているらしく、ポケットの中で着信音が鳴る。しかし、カメラなので、どうやって電話をとればいいのか分からない。通りすがりの少女に声をかけて、着信の方法を教えてもらう。すると、さっきのカメラマンの声で、ある場所に行くよう、ぼくに指示をしてきた。どうやらフーゾク系の遊興施設らしい。一応行ってみるが、興味のない場所だし、人もいないので、そのまま帰ろうかと思う。すると、柱の陰で話し声がする。従業員らしい女の子が二人和服の接客姿でおしゃべりをしている。「このカメラを持ち主に返したいんだ」とぼくは言うが、2人はおしゃべりに夢中だ。ようやく一人が「石井さんのカメラね。彼ならどうせ一番上の部屋にいるわ」と教えてくれる。
 エレベーターが左右にあり。右の短い列に並ぶ。だが、それは地下にしか行かないエレベーターだった。上へ行く左のエレベーターは長蛇の列。ぼくまでとても乗り切れないだろうと思う。誰かが「このエレベーターは話をするんだ。それも反対のことばかり言うから、逆のことを言わないといけない」と言う。それで、みんなで「こんなエレベーターなんか乗りたくない。乗りたくない」と騒ぐ。こう言えば、反対にエレベーターは乗せてくれるに違いない。

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