3月10日の夢(券売機)

 妻とバスで静岡へ行く。ランチは路上にパラソルを立てたカフェでコース料理を食べる。途中までスムーズに料理が出てきたのに、最後のデザートがなかなか来ない。時間がもったいないので、店を出ることにする。ところがテーブルの上に伝票がない。ビルの中に入ってレジ係を探すことにする。
 立ち上がって歩きだし、ふと後ろを振り返ると、何人かの青い制服姿の男性作業員がさっきまでぼくらの座っていた椅子を積み重ねて片づけている。まるでぼくらを追いたてているみたいだ。しかもビルの中は人でいっぱいで、どこにレジがあるのかさえ分からない。
 帰京しようと思うが、帰りのバス停が見当たらない。電車の駅に行くと、二両連結のかわいい電車がちょうど出発しようとするところだ、急いで券売機に向かうが五台ある券売機の四台は灯が消えていて、停止中だ。唯一あいている券売機で買おうとして、コインと間違えて札を入れてしまう。慌ててコインを入れ直すが、なぜかサイズが合わず詰まってしまう。その間に電車は発車してしまった。これでは東京に帰れるかどうか分からない。

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