10月24日の夢(哲学教師)

 学校で哲学の講義を受けている。ぼくの席は教室の一番窓際で、隣に座っているのは妻だ。教師はある哲学の言説を取り上げ、それに対して学生たちの意見を求める。ぼくは言いたい意見があり、発言したいと思うが、妻の意見も聴きたい。そこで、教師に妻を指さしてみせるが、教師はそれに気づかず、講義は終わりになる。
 休憩時間に妻と共に廊下に出て、教師と話す。妻はいつのまにか別の女性になり、しかも次から次へと別の女性の顔に変わっていく。そばのテーブルに段ボール製の小さなハンドバッグのようなものが置いてある。教師は妻、いや妻ではない女性に「あなたが作ったの?」と尋ねる。彼女はぼくを指さす。ぼくは謙遜して「先生のご本にあった通りに作ったのですが、不器用でして」と言う。教師はにべもなく「うん。下手だね」と言う。

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