11月22日の夢(沖縄の奈良)

 沖縄にある奈良の町に三日間の予定で旅行する。そのうち一日を使って、インドネシアまで遊びに行く予定で、既に航空券も用意した。
 ところがすっかり計画が狂ってしまった。奈良に着くなり、殺人事件を目撃してしまったからだ。ぼくは新聞記者なので、その記事を今夜中にも書いて送稿しなくてはならなくなった。いや、殺人事件と合わせて、本来奈良で聴きに行く予定だった詩の朗読イベントの記事も書かなくてはいけない。
 殺人事件といっても、ぼくは現場を見ただけなので、殺された被害者が誰かすらわからない。どうせ本土の新聞にはもう報道されているだろうから、自宅に電話して、妻にその切り抜きをFAXしてもらおうかと思うが、それより奈良で詩のイベントにも参加する予定だと言っていた女性詩人のBさんに聞けば、両方のことが一度にわかって、効率的だと気がつく。
 というわけで、Bさんにそれらの件を依頼し、「ぼくはこのホテルに泊まっているから、ここに連絡して」と、自分の宿泊先を書いたメモ用紙を渡そうとするが、見当たらない。何度もポケットの中身を全部出してみるが、ないのだ。ぼく自身、まだチェックインしていないので、自分の宿泊すべきホテルさえ分からなくなってしまったことに愕然とする。

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11月22日の夢(沖縄の奈良) への2件のフィードバック

  1. 寮美千子 のコメント:

    沖縄、奈良、インドネシアと場所が錯綜。
    詩のからみで、奈良が出てきてうれしかったです。
    いま、やっと三島由紀夫の『天人五衰』を読んでいるところ。
    奈良のいろいろな風景が、悪夢のように切れ切れに登場中。

  2. 一色真理 のコメント:

    どう考えても寮さん関連の夢のように思われるのですが、もともとの手書きの夢日記には「女性詩人」の名前が書いてない。「Bさん」って、いったい誰だったんだろう?(笑)

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