11月9日の夢(双子のような夫婦)

 ぼくの在籍していたS社の業績が悪くなったので、退職し、新しい会社に入った。バスで通勤する上野あたりにある会社だ。
 そこには詩人のR夫妻がいて、二人はまるで双子のようにそっくりだ。夫の方は物静かな人だったはずなのに、電話で長話するなど、かなりうるさい。夫婦でセールスに二人が出てしまったあと、ぼくは埃まみれの自分のデスクを雑巾で拭いている。すると、女性社員が「この会社は汚れっぱなしだから、そんなことしなくていいのよ」と言う。でも、ぼくは性分がきれい好きなので、彼女のアドバイスを無視して拭き続ける。

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