9月20日の夢(火事)

 大きな2階建の家に住んでいる。知らない男が何人か招かれてもいないのに、朝食のテーブルについている。パンは自分で持ってきたようだが、そのうちの一人が図々しく「コーヒーはありませんか」と声をかける。妻は「コーヒーはありませんが、これはいかがですか」と言って、ぐつぐつ煮え立っている大鍋の中身を見せる。昨日の夕食の残りのほたてなどが、煮えたぎっている。
 電気カミソリが壊れたので、新品を買ってきたはずなのに、髭を剃っているのは古い壊れたカミソリであることに気づく。使っているうち、ますます壊れて、シェーバーの3分の1くらいがごっそり崩れて、なくなってしまった。「せっかく買ってきたはずなのに」と妻に言うが、妻はとりあわず、2階にお客を連れて上ってしまう。ふと見ると、壁に取り付けられた棚のあちこちから配線がショートして、火花が上がっている。「火事だ!」 お手伝いの女性が気づかないので、指をさすと、やっとわかったようだ。大声で妻に「火事だ! 1階が火事だよ!」と叫ぶが、声がかすれて小さな声しか出ない。2階に上り、出ない声をふりしぼって何度か叫ぶと、やっと妻にも通じたようだ。階下に戻ると、水をためた大きな金盥が床に置かれている。ぼくは消火のために、それを抱えて火元に近づく。

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