12月5日の夢

 二階の窓から町を見下ろしている。別の建物の二階の窓から女の子が壁をするすると伝い降りて、道路を駈けていく。それを見て、ぼくも窓から伝い降りて、大きなレストランに走りこむ。
 レストランでは会社の同僚たちが立ってコーラスをしていた。ぼくは歌ではなく、鍋のようなものを打楽器代わりに叩いて、リズムをとる。誰かが「これが三菱の歌だと思えば、よくわかるよね」と言う。確かに、歌は何かを鼓舞するようなマーチふうの四拍子だ。ぼくはそりに違和感を覚え、レストランを出て、街路を走り、別のお店に入る。

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