7月16日の夢(結婚披露パーティ)

 誰かの結婚披露宴に呼ばれる。会場は階段式の客席が連なるホール。一緒に行った会社の同僚のSとTは最上段の右端の席についた。ぼくもそこへ行こうとするが、他の客が邪魔になって、なかなかたどりつけない。やっとたどりついた時には2人は箸と皿を係員にもらって、バイキングの料理を取りに行ってしまった。ぼくは箸と皿をまず自分で探すことから始めなければならない。ようやく探し当てて、料理のテーブルに向ったときは、もう殆ど食べ物がない。一つだけ残っていた大きな蛸の切り身を皿に取るが、他の客が「ああ、ぼくもその蛸が欲しかった」と言うので、かわいそうになって箸で二つに切り分ける。しかし、相手に渡した方が大きく、ぼくは三分の一くらいの小さな切り身しか食べられない。
 空腹のまま、建物の中を歩いていると、ドアのあいたままの会社があった。そこにも食べ物があり、誰もいないので、こっそりそれを失敬して出ようとすると、見つかってしまった。階段をどんどん逃げるが、追い詰められて高いところから飛び降りたとたん、せっかく失敬した食べ物を落としてしまった。でも、なんとか逃げ延びることができた。
 それからバスに乗って、観光旅行に行き、戻ってくると、今度は個室でパーティだという。今度こそ食べ物にありつけられるだろうと嬉しくなる。会場のお店の人がぼくたちを見て、「おお、まだこんなに多くの人たちが残っていてくれたのか」と言う。お店のロビーに入っていくと、音楽教室の生徒募集の達成状況のグラフが掲示してある。どうやら、このレストランは楽器店兼業らしい。ロビーの窓の向こうは山を切り開いた崖になっているらしく、土の壁で視界がふさがれている。

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