11月5日の夢(屋根の上で寝る)

 ぼくはむさくるしい中年の男といっしょにビルの屋上で寝ている。真夏で、寝苦しい。ぼくは男に「クーラーはついているの?」と声をかける。男は「ついているよ」と答える。体を布団から起こしてみると、ぼくのすぐ傍らに大きなクーラーがあって、試しに手を当ててみると、僅かながら涼しい風が吹き出している。男は上半身を起こした、かなり無理な姿勢で眠っている。
 妻と富士山へ行く。ゲートがあって、女性係員が受付をしている。ぼくは彼女になぜか定期券を差し出す。それを見て、女性は「一色さんですね?」と言い、「申込書をいただけますか?」と声をかけてきた。ぼくは慌てて鞄の中をがさごそ探し、切れ端をつなぎ合わせた不格好な一枚の紙を彼女に手渡す。そして、後から来た妻にも「申込書だって」と、提出を促す。

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