7月1日の夢(社屋改装)

 原宿の旧社屋がリニューアルされ、いくつかの教室が造られた。そのうちの一番奥の部屋はぼくの担任の教室になるはずなので、懸命に生徒を指揮して、片づけをしている。ぼくが自分で重たいゴミを運び出すのだが、生徒たちはちっとも手伝ってくれない。運んでいる荷物に使い古しの絵の具が入っていたらしく、それがこぼれてズボンのあちこちに色彩豊かな染みが広がった。
 やっとゴミを捨て終わって、部屋に戻ると、いつのまにか部屋は片づけられ、会議室になっていた。ぼくの教室ではなかったのだ。がっかりして、閉まりかけたドアをやっと開け、その部屋から出る。ふと見ると、教室として使われている部屋以外に、広い部屋があるのを見つける。ここは何に使われるのだろうと、興味津々で中を覗き込む。

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