9月17日の夢(海外ツアーのクレーム)

 会社で海外パックツアーを企画した。ある旅行会社に下請けさせて、その添乗員がすべて手配するという約束で、ぼくの会社からはぼくと元「ピアノの本」編集長のK女史を含む3人がやはり添乗員として参加し、海外へ出発した。ところが、下請けの添乗員は約束に反して、手配を怠り、ぼくらが自分で手配しなければならないことが続発。「手配はそっちでやってくれる約束だったと言っても、『そうでしたっけ』というだけなのよ」とK女史は切れてしまう。(その後、爆発事故だかテロだかに巻き込まれたりしたらしいが、記憶が曖昧)
 帰国後、K女史が退職し、ぼくが後処理を受け持つことになった。会社は新しいビルに引っ越したばかりで、ぼくは別の仕事に忙殺されてしまっている。そんなある日の夕方、下請けの旅行会社の男が海外ツアーでの不手際をわびにぼくの会社を訪れた。ぼくは二階にあったオフィスから階段を下りて、一階の小部屋で棚にある別の仕事の資料を懸命に探しているところだったが、その部屋は玄関のすぐ前にあり、男の「一色さんはいますか」という声に、応対に出た社員が「はい。いますよ。ここにいるのが一色さんです」と言うので、しかたなくぼくも「はい。私ですよ」と冗談っぽく言って、斜め前にある広い応接ロビーに男を案内する。そこには簡単な応接セットがたくさん並べられ、何人もの客と社員が商談中だ。ぼくは男を一番奥の壁際にある応接セットに座らせ、「ちょっと待っててくださいね」と言って、二階へ戻る。海外ツアーの資料を探そうとしたのだが、引っ越したばかりで自分の席さえどこにあるのかよく分からない状態。まして、自分の資料類がどこに片づけられてしまったのか、分からない。探し回るうちに、時間がどんどん過ぎてしまう。焦って一階に戻ろうとするが、ほかの仕事の客や、子ども連れの母親などが階段に殺到し、まるでターミナル駅のような混み具合。やっと応接ロビーに戻ると、待ちくたびれた男は応接セットで目を閉じていた。しかたなく居眠りをして時間をつぶしていたらしい。ぼくは「すみません。引っ越したばかりで、資料がどこにあるか分からなくて」と言い訳をし、男は「いえいえ」と言う。ぼくはともかく海外旅行で生じたクレームについて、男に説明をして、対処を求める。

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